Breakは、ひきこもりライト層等のための大人のサークルです。
英語のbreakの意味は休憩と突破。
その両方をやっています。
ためになりそうなことから遊びまで。
Break自体は小さな存在ですが、理解のあるいくつもの団体や組織とゆるやかにつながって、いらっしゃる皆さまの可能性を広げようと活動しています。
約1年半ぶりに改訂しました。
Breakの概要
- 対象:(元) ひきこもりライト層 + ひきこもりではないが生きづらさを抱えたひと。
- 設立:2018年9月
- 形態:非会員制、任意団体
- 活動場所:奈良・大阪を中心とした関西地方と、オンライン
- 参加者:100人ぐらい?
- 男女比:7:3
- 中心層:30~50才
- 雰囲気:大人のサークル
- 役割:居場所、仕事、連携
- 世話人:読み書きとコミュニケーションが苦手、55歳、男
目的・使命
ひきこもりライト層が、希望をもてるような場を作る。
もうちょっと詳しくいうと。
ひきこもりライト層のうち、ひきこもり等の状態からなんとかしたいひとや、ひきこもり等の状態でもそれなりにいろいろやっていきたいという気持ちのあるひとのステップアップや、楽しく休憩したり遊んだりする場や機会を作る。
名称の意味
英語のBreak(ブレイク)には、休憩、中断、失敗、破壊、夜明け、変わり目、脱出、運命、チャンスといった意味があります。
ひきこもり状態でしんどいときに、頭に浮かびそうなことだと思って名付けました。
活動
内容
単独、または他の団体等と組んで。
- 居場所づくり(対面とオンライン)。
- 仕事、講座、スポーツ、各種イベントなど。経験をつんだり、体を動かしたり、お金になったりといった機会の提供。
日時・場所
対面は1か月に提携先の集まりも含めて15~20日以上。
常連のかた向きのオンラインの居場所は365日24時間オープン。
奈良市界隈と大阪市界隈を中心に各所で行っています。
月によってばらばら。
毎月1回または、数回やっている定期の居場所は、奈良市の鳥見ふらっとのねどこ、大阪市立福島区民センター、守口市中部コミュニティセンターなど複数。
主な情報発信媒体
HP:https://www.break.nara.jp
X:https://x.com/ok_break
個別相談
支援機関等につなぎます。
ひきこもり当事者である世話人が少し話をきかせていただくこともあります。
参加
対象
ひきこもり、元ひきこもり、ひきこもりではないが生きづらさを抱えたひと。
いわゆるライト層(伴走者がいらない、常識的な言動をしていただける)の、20歳~65歳ぐらいまでの当事者。
※福祉の制度外にいるような方でも、手帳お持ちの方でも構いません。
※何年ひきこもっているか(いたか)は関係ありません。
※身体障がいや知的障がいの方は想定しておりません。
※バリアフリーや食物アレルギー等には対応しておりません。
※外国人の方は日本語で意思疎通できる方を想定しています。
※規約を読んでご参加=納得されたものとして接します。
以前は対象をひきこもりとしか書いていませんでしたが、2023年9月から現実に即して、ひきこもりライト層に改めました。
参加にあたって
- 規約:対面もオンラインも規約を読んできてください。
- 申込:通常は事前申し込み不要。
- 費用:場所代がかかる場合は参加費として一人数百円。飲食や交通費は各自負担。
Breakのひきこもりの定義
厚生労働者のひきこもりの定義と同じようなものとお考えください。
その中のライト層がBreakの想定対象者です。
ひきこもり(社会的ひきこもり)とは、「なんらかの理由で、社会参加の機会に乏しく、家族以外の喋り相手があまりいない状態が半年以上つづいている。そのことを、よくないなと感じている人」。
お家から出るのが困難な、いわゆるガチひきこもりであるかどうか、軽重には重きを置いていません。
また、何がきっかけで、ひきこもるようになったのかも問いません。
主婦や家事手伝いといった肩書きがあっても、実際はひきこもっている。
親や家族のケアで外出もままならない介護ひきこもり。
といったかたを含みます。
傾向
こんな人が利用しています
- 性別:男女比は7対3だが、何をするかによっても日によっても違う。
- 年齢:20~65歳ぐらいまでという規定。実際のところ中心層は30~50才。
- 1回の対面の集まりで、だいたい少ないときで5人、多いときで20人弱。
- 比較的よく参加してくださるのは40人ぐらい。
- 常連の方むきのオンラインの居場所に120人ぐらい。
- 6年間で対面の集まりに3回以上いらした方がおそらく200人ぐらい。
- 自助会にも、相談機関にも行ったことがない、Breakが初めてという人がおそらく1/3以上。
- 10年以上ひきこもっている(いた)人が珍しくない。
- Breakに参加する前までガチひきこもりだった人もいる。
- 明確な理由があってひきこもっている人もいれば、これといった大きな理由はないがひきこもっている人もいる。
- こうなったら卒業という規定はないので、元気になって働いている人もいる。
- 大人っぽい穏やかな性格の人が多い。
- 職歴、学歴はさまざま。
- 学生や働いている人もいる。
- 資格の勉強や、就職活動をしている人もいる。
- 支援機関に通っている人もいる。
- 既婚者もいる。
こんな人は向いています
- 雑談にさほど苦手意識がない。
- 世話人の無能ぶりやいい加減さが許せる。
- ご自分の力でPCやスマホで情報をとれる。
- 男性ばかりでもあまり気にしない女性。
※Breakはチラシを作りません。きほん、ご自分の力でBreakを探し出してHPに書いてあることを読んで、ご自分に向いているかどうか判断し、ご縁があれば各種集まりにいらしていただくことを想定しています。
こんな人は向いていません
- マナーがわるい。
- 自分の話ばかりする。
- キレやすい。
- 権利意識が強い。
- 特別あつかいを要求する。
- やたらしきりたがる。
- 明らかに年上、年下の人に対して配慮がない。
- 女性とばかり話そうとしたり、アプローチが早いといった女性めあての男性。
- 攻撃性や威圧感がかんじられる。また、そういうタイプのヤンキー臭のする人。
- 他の自助会等で出入り禁止になった、注意を受けることが多い。
※Breakは常識的な言動ができることが参加条件。また、大人っぽい穏やかな性格の人が多い、スタッフは世話人1人ということから、このような傾向の方はBreakの雰囲気に合いません。他の方が居づらくなります。この6年間でわかったことです。
※このような傾向のある方はご注意ください。改めていただけない場合は出入り禁止の対象となります。
特徴
世話人が大切にしていること
- 気楽な雰囲気にする。
- 次につながるように道をつける。
- ご参加者=ちゃんとした大人として接する。
- なるだけ情報発信する。
- 当事者目線でご参加者の利益を考える。
- 世話人はただの役割で、自分はいらっしゃる皆さまと同じ。
Breakの強み
当事者主催のひきこもりの居場所としては、1か月の活動量や参加人数がおそらく全国トップクラス。
1回あたりの開催時間が8時間前後のものが多く、いつ行ってもいつ帰っても構いません。
事前連絡不要。
HPやXで情報を詳しく頻繁に流しています。
Breakの弱み
スタッフは創設者で代表の世話人1人。
男性、50代半ば、ひきこもり歴25年ほどの当事者。
ご参加者の協力のもと成り立っています。
参加者利益を優先に拡大路線をとっています。
しかし、業務の多くを世話人が抱えているため、増え続ける業務に対応しきれずに何かと後手に回りがちです。
告知や募集が直前になってしまうことがよくあります。
当事者の集まりのため、Break自体には専門家がいません。
役割
三つの柱
①居場所:オンラインもオフラインもたくさんやる
②仕事:気軽に~起業まで
③連携:得意分野を活かし、不得意分野を補いあう
┗ 誰と? 行政、非営利団体、自助会、政治家、個人
┗ 何を? 情報発信、企画、訪問・相談、居場所、仕事
連携について ~得意分野で補いあう~
Breakはちっぽけな存在ですが、連携を通して、地域社会の担い手の一つとしてやっていければと思っています。
また、ひきこもり等にとって役立つコマのひとつであり、ハブでありたいと思っています。
Breakが得意とするのは、情報発信(ウェブ関係)や企画に関することです。
例えば、居場所を開いたり、人集めるのは得意といえます。
公的なところは、そういったことが苦手です。
Breakが苦手なことは各種相談です。
また、悩みに応じた具体的な手立てを探したり、直接手を差し伸べることです。
あくまで自助会であって専門家はいません。
世話人は何か資格を持っているわけではないですし。
Break単独でやれることがしれています。
一方で、Breakだから出来ることがあります。
例えば、8時間を越える集まりや、競馬、非メンバーシップ制はBreakにとっては普通のことですが、それはBreakが任意団体であり、意思決定のプロセスがシンプルであり、前例にとらわれる必要がないからです。
方向性
プラットフォーム
Breakはプラットフォーム=土台を目指しています。
ひと、もの、情報、機会が集まってきて、それを使って何かをやってみたり、行ってみたり、話してみたり、考えてみることが出来るような。
ひきこもり一人ひとりは無力であっても、ここに来れば力を手に入れらるような。
小さなこと~大きなことまで。
例えばこんなイメージ。
話に花が咲いて、しばらくいると、しんどさが少しましになったり、気持ちが軽くなる。
一人ではなかなかその気になれない、ずっとやりたかったことをやれる、行ってみたかった所に行ける。
ときには、悩みや問題を言い合える。
SNSで喋ったり遊びに行ったりする友だちや、お付き合いする相手がみつかればなおいい。
居場所を自分でも開いてみると、いろいろオモシロい。
お喋りのウォーミングアップや、雑談の練習にもなる。
小遣い稼ぎや、就職や起業につながるようなきっかけがある。
息抜き
ノンビリすることで心の充電をしよう、しんどくなったらまた立ち寄れる場を作ろうという試みです。
世間では、ひきこもっている人は怠けているだけと言われがちですが、実際は八方ふさがりで、しょうがなく無為に過ごしていたりします。
ひきこもりの理由はさまざま、ひとによります。
例えば、最初は何かの苦痛からの回避行動、一時的措置だったとしても、解決に至らず長くなってくると、次第に自分をむしばんでいきます。
恥ずかしくて人付き合いを嫌うようになり、焦りや諦めから何もかも無意味に思うようになり、金がないから出不精になり…。
誰とも喋らず、家にばかりいて、修行みたいなことが好きなら別ですが。
たぶん、人間は一人では生きられないし、遊ぶように出来ています。
誰かと喋って遊んで、心を開放することが大切。
まずはそれから。
どんなに偉くなっても、ずっとそれは必要。
気軽さ
ひきこもっていると、なかなかやる気が出なかったり、めちゃくちゃ慎重になるものです。
そこで、利用はシンプルに、説明は詳しくを心がけています。
居場所は、たいてい事前連絡不要、いつ来ても帰っても構いません。
始めての方も同じです。
Xでいまどんな感じか、その場から頻繁に投稿。
参加人数、お話したことなどをプライバシーに配慮した形でお伝えしています。
運営体制
世話人と皆さまの関係
世話人をトップに、お集りの皆さまの協力によってなりたっています。
居場所においては、好きに開いていただくことがあります。
運営や事務作業等においては、必要に応じて一部を担っていただくことがあります。
連携においては、チーム入っていただくことがあります。
世話人の仕事
Breakの円滑な運営(集まりの開催、企画立案、ウェブサイトの構築、SNSの更新、トラブル対応)。
民主的にとは思っていますが、スピードと労力を考慮しています。
意思決定は世話人が行っています。
その他に、以下のようなことをしています。
他団体との連携
奈良市の依頼による相談・訪問
各種会議の出席
講演会などの出演
大風呂敷を広げてどんどんやっていく。
そうすることが、結果的にお集りの皆さまにとって何らかの利益になると信じて。
世話人について
「でがらし」と申します。
55歳(2025/2現在)
男性です。
不細工、加齢臭、非モテ。
自他ともに認めるアホアホ世話人。
大阪府柏原市に在住。
奈良との県境のため、両県で居場所を開いています。
仕事が遅いです。
ごめんなさい。
言ったことの1割ぐらいしか出来ません。
ごめんなさい。
失言が多いです。
ごめんなさい。
これまでと、これから
設立の経緯
Breakは、自助会「お昼です!」(休止中)から生まれました。
過去の「Breakについて」
最初の「Breakについて(概要版/詳細版)」は、何度か書き直したものの、設立からちょうど1年たったころのままでした。
やり始めたばかりだったので、等身大にとどめ、構想については省いていました。
単独の居場所が主だった活動の頃でしたから、月日とともに実際とズレが生じていました。
口頭では現状をご説明するものの、いざ書き直そうと思うとタイヘンそうなのでしり込みしていました。
「Breakについて(2023年版)」は、そのときの状況や構想を反映したものでした。
2025年版は、2023年版をベースに、ここ1年半の動きとこの先数年を見据えて作り変えました。
構想通りとはいえ
Breakは、世話人のでがらしが作って、世話人をやらせていただいたております。
2018年の9月にスタートし、2025年の9月が来ると丸7年になります。
Breakを始めるにあたって、現在、役割として掲げている三つの柱(居場所、仕事、連携)と似たようなことを考えていました。
ですので、構想どおりに展開していると言えます。
とはいえ、歩みがたいへん遅く…。
世話人の力不足が否めません。
2025年、Breakは変わります
アホアホ世話人が、Breakの成長のボトルネック(物事の進行の妨げとなるもの。ネック)になっている。
どうすればよいのか。
それには、Breakを大きく変えねばなりません。
その上で世話人の力の入れどころを変えます。
最近、世話人は、皆さまにこのようにご説明し、意見を頂戴しております。