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ちっちゃな、ひきこもりの自助会(奈良・大阪)

あずさんと、当事者研究について

「NPO法人あず」とは

「あず」さんは、奈良市西大寺界隈において、精神障害のかた向けの多機能型事業所、グループホーム、ショートステイといった福祉事業を展開。
もともと、吉田病院における取り組みでしたが、法人化して独立したかたちをとってらっしゃいます。

例えば、西大寺のB型事業所のパン屋「EDDY」は地域で評判のお店です。(Instagram)

当事者研究会については、10数年にわたり通算400回以上。
通常、あずさんの事業所、西北ベースで、週に1,2回されています。

事業所での当事者研究会は利用者向けですが、見学・参加できます。
訪問にあたっての事前連絡は不要です。

NPO法人 あず
 ┗ 西北ベース(2024/1から「りべるて」を改編)X(旧Twitter)
   ┗ 当事者研究

liberte.azu.or.jp

当事者研究ってなに?

哲学カフェと当事者研究は似ている

哲学カフェと当事者研究は、ものごとを一歩引いて見つめ直すという点では同じです。
ただ、哲学カフェは、考える対象が、ありとあらゆるものごとに及びます。
当事者研究は、その人にフォーカスする点で違いがあります。

「オープン当事者研究会」が哲学カフェになったわけ

オープン当事者研究会」は、1年目の途中、2024年1月から、いらっしゃる方のニーズに合わせて、内容が哲学カフェに変更しています。

というのは、しばらくやってみて、いらっしゃる方の傾向として、自分のことを大勢のひとと考えることに抵抗がある方が少なくないことが分かってきたからです。
まず、誰かが、自分の困りごとや悩みといったことを題材にしてもらうことが、当事者研究をやる上での条件ですから、これでは継続が難しい。

そこで、ニーズに合わせて、似たようなもので、特定のひとを想定しない、哲学カフェをしようということになりました。

では、なぜ、哲学カフェに名称変更しないかというと、それは、あずさんの「当事者研究」に対する情熱や想いがあるからです。

「こじんまり当事者研究会」は、本来の当事者研究

2026年4月から加わった、「こじんまり当事者研究会」は、本来の当事者研究です。
哲学カフェは面白い。
なかなか好評なので、このまま続ける。
でも、本来の当事者研究のよさも知って欲しい。
たぶん、こっちのニーズもあるはずという、あずさんのお考えです。

当事者研究とは、私の困りごとを一歩引いて見つめ直す試み

「当事者研究」は、自分の困りごとや生きづらさを、ひとりで抱え込まず、いったん外に出して、みんなで眺めてみる試みです。

たとえば、
「人と会うと疲れる」
「働きたいのに動けない」
「予定の前になるとしんどくなる」
「自分の道が見えない」

そんな困りごとがあると、ふつうは「どうすれば治るか」「自分のどこが悪いのか」と考えがちです。

でも当事者研究では、まずそれを自分から少し離れたところに置いてみます。

「これは、どういうときに起きるんだろう」
「強くなるとき、弱まるときがあるな」
「これまで、どうやってしのいできたんだろう」

そんなふうに、困りごとを一つの“もの”として、ゆっくり見ていきます。

一人で考えていると、どうしても同じところをぐるぐる回ってしまうことがあります。
そこで、その場にいる人たちに話を聞いてもらいながら進めます。

聞いている人は、アドバイスをしたり、解決しようとしたりはしません。

「それって、どんな感じ?」
「そのとき、何が起きていた?」
「少しましなときはある?」

そんなふうに、素朴に聞きます。

そのやり取りを通じて、自分一人では気づけなかった角度から、自分の困りごとが見えてくることがあります。

【こんなことが起きるかもしれません】

  • 「自分のせい」「性格の問題」として抱えていたものを、少し離して見られるようになる。
  • 漠然としていた困りごとの仕組みが、だんだん見えてくる。
  • 自分に合った付き合い方や、しのぎ方のヒントが見つかる。
  • 困りごとに振り回される感じが、少しずつ減っていく。

誰かに直してもらう場ではありません。
正しい答えを出す場でもありません。

※当事者研究は、2001年ごろ、北海道浦河町の「べてるの家」という、精神障害などを経験した当事者たちの地域活動の場から始まりました。今では医療や福祉の分野を越えて、学校、職場、地域活動など、さまざまな場に広がっています。

あずさんの事業所では、こんなふうに進めます

本来のやり方にのっとっています。(引用元

  • 研究者を募る
    研究者とは語り手のことです。
    ご自分の苦労を語ってもいいよという方を募集します。
    時間の都合で、一人、ないし二人です。
  • 研究者が語る
    語り手(研究者)はご自分の苦労(悩み、困りごと、不安、焦り、怒り、やるせなさ、解決に向けてのアイデアなど)を一つ、話してもよい範囲で詳しく語っていただきます。
  • 研究しあう
    語り手と、聞き手(他の参加者)は、あーでもなく、こーでもなく研究しあいます。
    時間内に結論や解決策を出すことが目的ではありません。
    語り合うことで、結果的に語り手はもちろん、聞き手にもよい変化をもたらすことが期待されるというものです。

もっと知りたい方へ

色々なところで紹介・解説されていますが、あるスタッフさんによると、ここが分かりやすいと、オススメです。

toukennet.jp

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