「NPO法人 あず」さんの当事者研究会。
約10年にわたり通算350回以上されていますが、ねどこでは5回目のテスト開催。
今回でテスト開催を終え、振り返りの会議をへてから月1回の定期開催のかたちを決める予定です。
あずさんの活動や、当事者研究にご興味のある方はぜひ。
Breakは地域連携の一環で、奈良市社会福祉協議会の施設、鳥見ふらっとにある、ひきこもり等の居場所「ねどこ」の場づくりを、社協さんや他のグループとともにしています。一緒に企画を練ったり、PRをしたり。「ねどこ」と鳥見ふらっとのもう一つのコミュニティスペース「まんま」のページはこちら≫
日時、場所
6/5(月)
13:30~15:30
奈良市社会福祉協議会・鳥見ふらっと 2F「ねどこ」
近鉄奈良線「富雄」駅から徒歩20分(1.4km)、バスで9分・210円
MAP:奈良市三碓町2204(富雄団地内)
※詳しい道順を下に記しています。
概要
趣旨
あずさんの当事者研究は「精神障害をもっている方が生きづらさを研究する」というやり方が基本です。
テーマは幻聴からくる苦労かもしれないし、親子関係という一般的な悩みかもしれません。
いずれも誰もが共感できる普遍的な生きづらさが根底にあると仮定しておこないます。
とはいえ、ねどこの利用者は、ひきこもりや生きづらさを抱えるひとたちであって、その原因が精神障害というかたは一部に限られます。
原因は様々であって、自分でも分からないという方もいらっしゃいます。
よって、ひとによっては話がよく分からない、抵抗があるかもしれません。
そこで、今回も、前回、前々回のように、りべるての利用者さん以外のかたがいらしたら、そのかたが希望すればご自分のことを話していただく=研究できるよう配慮いただけます。
※いつも「りべるて」で開いてらっしゃる当事者研究会。「ねどこ」でならどういうやり方が相応しいのか? ご参加者の協力をえつつ考えるというのがテスト開催の趣旨です。
今回のトライ:おとえもじて
おとえもじて(音・絵・文字・手)を意識してみます…。
参加は、実際に研究していただくこと大歓迎!それ以外にも、聞くだけ見るだけ参加や、支援者と一緒に来て二人で研究するのも有り。
自分の苦労って他の人も同じかな?と思う人。
他の人の苦労を聞いて、自分の苦労と照らし合わせるのもあり!色々なことを感じる時間になると思います! あずさんの5/25のツイートより
「おとえもじて」とは、発達障害者が中心となって運営・参加する当事者研究会のことです。
2011年に綾屋紗月(あややさつき)さんによる「Necco当事者研究会」としてスタートし、2015年からそれまでのオルタナティブ・スペース・ネッコさんのフリー・スペースから、東京大学先端科学技術研究センターに場を移動。
熊谷研究室の研究テーマのひとつになっています。
「おとえもじて」の目的は、発達障害のかた一人ひとりが、研究することや研究する仲間を通してなるだけ楽に社会で生きていけるように手助けしたり、安心感をえられる機会を作り出すことだと思います。(でがらしの解釈)
「おとえもじて」の特徴は、「コミュニケーション障害の人」と「ふつうの人」がいるのではなく、多くの人が共有している文化やルールにあてはまる身体的特徴を持った人たち(多数派)と、あてはまりにくい身体的特徴を持った人たち(少数派)のあいだに「コミュニケーション障害」が生じると考える点です。
※この集まりは、レギュラー化に向けたテストです。あずの皆さまがやってみよう!と、思われることをします。思い付きありなので、直前になって決めても、その場で変えても構わない、一緒に考えている、ねどこの関係者に相談もことわりも不要とさせていただいております。この案内文を書いている、Breakの世話人はよく分かっていませんが加筆しました。当日直前になってしまい、申し訳ありません。(6/5 10:00)
全体の流れ
「あず」のスタッフさんと利用者さんが中心になって進めていかれます。
司会はあずのスタッフさんがされます。
発表は、普段なら精神障害の症状にまつわる生活上の困難などが中心のようですが、「ねどこ」では違ってくるかもしれません。
手探りなため、どのような展開になるかは、そのとき次第というところがあります。
※パスありです。
あずさんと、あずさんの当事者研究会について
あずさんは、奈良市において、多機能型事業所、グループホーム、ショートステイといった福祉事業を展開されています。
西大寺のB型事業所のパン屋「EDDY」は地域で評判のお店です。(Instagram)
当時者研究会については、約10年にわたり350回以上という、とんでもない開催回数です。
いつもは、あずさんの事業所で開催し、参加者は利用者の方にほぼ限られます。
「ねどこ」では枠を越えて、他の事業所の皆さまや、関心のある方とともにやっていきたいとお考えです。
「ねどこ」にあずさんが加わる意味
「ねどこ」は、ひきこもりなど、生きづらさを抱えるかたの居場所。
少人数、相談、情報発信の三つの特徴を合わせ持つものとして、昨年の春、オープンしました。
現在、奈良市界隈で活動する5つのグループが、独自の切り口でそれぞれの集まりを運営しています。
独自のというのがミソで、というのは、ひきこもる理由や程度はさまざまだし、関心ごともざまざまで、多様性が必要だからです。
Breakは5つのうちの一つですが、あずさんにも加わっていただければ「ねどこ」はさらに使い勝手のよいものになるはずと、僭越ながらアホアホBreakの世話人は思うのでありますm(_ _)m
あずさんにお集まりのかたの傾向
Breakと比較すると、Breakはいわゆるひきこもりライト層が中心の集まり。
大人のサークル的な雰囲気で、ご自分にとって福祉的な援助は必要ないとお考えのかたが少なくありません。
あずさんは、精神障害のあるかたの集まりで、「くじらの会(仮)」さんと、想定する主たる対象者が一部かぶります。
福祉的な側面が強いと思います。
※ご参加の条件として精神障害は関係ありません。
コロナ対策
コロナが5類に分類された5/8以降、「ねどこ」ではマスクの着用は個人の自由となりました。
お申込み不要、参加無料
あずさんの活動や当事者研究にご興味のある方を募ります。
「ねどこ」という比較的オープンな場を活かしたやり方を模索中ですので、その点をご理解いただけると幸いです。
前回につづきお申込み不要です。
当事者研究とは
爆発が止まらず困っていた一人の統合失調症をかかえる若者と、一人のソーシャルワーカーが、どうしたらいいかわからないから一緒に研究しようと語り合ったのがはじまり。
なんだかよく分からないけど効果がありました。
そのうち、どうして効果があるのかが分かってきました。
今や、全ての人に通用するものとして、福祉の場に関わらず、教育現場や会社などで広く行われています。
一言でいえば、自分が抱える生きづらさについて、自分自身が「苦労」の主人公となり、仲間と共に「苦労」の研究をする自助グループプログラムです。
あるいは、「困難のメカニズムや対処法について研究する営み」であり、他者との対話を通じて自分自身を理解しようとするための手法です。
色々な情報媒体で紹介、解説されていますが、例えば「当事者ネットワーク」がおすすめです。
「ねどこ」はこんなところ
気楽にお過ごしいただけますように。無印良品の通称ひとをダメにするソファーで、気持ちよくダメになれますw
10人いてもゆったり。ベランダも含め4か所に分散できるよう、それなりに広いです。Wi-Fiも、電気も使い放題。
一人になりたいときや、なんとなく集中したいとき、目線が気になるときにはパーテーションを。
マンガ、SWITCH(スイッチ)、ボードゲームなど遊び道具は満載。
もっと「ねどこ」について
Breakのねどこ専用ページです。
Breakの世話人でがらしが、参加したり、関係者にきいたり、参考資料を読んだりしながら作っています。
ご担当者に書いていただくこともあります。
これとは別に公式サイトがあります≫
5つの団体が交代で開いています
ひきこもりなど、生きづらさを抱えているが、制度のはざまにいるようなかたの利用を想定。
奈良市社会福祉協議会のもと、奈良市界隈で居場所づくりをしている5つの団体が交代で集まりを開いています。
Breakもその一つです。
こんなところ
- ひとをダメにするソファがあります
- 集まるもよし、ひとりもよし
- パーテーションで区切ることも
- ベランダもそれっぽく改造
- Wi-Fi、電気は使い放題
- 眺めもいい
- 遊び道具(漫画、スイッチ、運動系ソフトも、各種ゲームなど)
もっとくわしく、ねどこって?
ついでに「まんま」も
鳥見ふらっとには、性格の違うもう一つのコミュニティスペース「まんま」があります。
ねどこ・まんまの紹介ページ≫
「ねどこ」の行き方
富雄駅から徒歩
西口(バスロータリーではない方)から出てください。
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富雄駅からバス
東口(バスロータリーがある方)から出てください。
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