3年以上の実務経験のある福祉専門職むけの研修会、Breakの世話人が登壇予定。
10/8(火)~12/19(木)の計4日間ある研修のうちの2日目です。
※お申込み期間は過ぎています。(10/10)
日時、場所
10/28(月)
10:00~16:00
大和信用金庫 八木支店
開催要項
ねらい:「住み慣れた地域で、自分らしく暮らしつづけられるだろうか。」地域での暮らしに不安や困難が増加している今、地域住民の切実な声が聞こえてきます。
地域共生社会の実現に向けて2度の社会福祉法改正により、包括的な支援体制の整備を推進していくとともに、重層的支援体制整備事業の実施選択をはじめ、あらゆる福祉施策が「支え合う地域づくり」を指向し動いています。
この研修は、地域社会の関係性から切り取らずにその人を支えきる「地域生活支援」の視点を共通基盤に、地域住民と協働し実践する専門職を養成することをねらいとして開催します。
主催:社会福祉法人 奈良県社会福祉協議会【奈良県補助事業】
日程:令和6年10月8日(火) ~ 12月19日(木)の計4日間 各回10:00~16:00
定員:60名
受講料:無料
対象:地域生活を支える福祉専門職で、県内で従事し概ね3年以上の現場経験を有する方(原則として、奈良県内に勤務し、4日間を通して受講可能な方)
- 県内社協の地域福祉担当職員、CSW、ボランティアコーディネーター、日常生活自立支援事業・生活福祉資金貸付事業等の相談支援職員)
- 地域包括支援センター職員、生活支援コーディネーター、居住介護支援事業所・障害者相談支援事業所・生活困窮者自立相談支援事業等の相談支援職員
- 行政機関(県・市町村の福祉事業所等担当職員)
- 社会福祉施設・事業所の相談職員や地域貢献担当職員
- その他、地域福祉に関心のある県内社会福祉事業者
研修日程および内容
講師
藤井博志 氏(関西学院大学 人間福祉学部 教授)/1~3日目
永田 祐 氏(同志社大学 社会学部 教授)/4日目
1日目:10/8(火)|奈良県社会福祉総合センター
開会式、あいさつ
講座1/コミュニティソーシャルワーク(地域福祉実践)論
- 地域福祉実践の全体像(わたしの実践稼働をふまえて考える)
- 地域福祉実践の基本的考え方
- 住民との協働、多職種・多分野連携による実践の意義
≫コミュニティソーシャルワークって何?
困っているAさんを支える「個別支援」と、地域づくりをすすめる「地域支援」。地域生活を実現するための2つの支援の関係性について、参加者それぞれの日常業務とも関連づけながら確認します。
2日目:10/28(月)|大和信用金庫 八木支店
講座2-1/コミュニティワーク実践
- コミュニティワークの基本(住民主体の考え方、ゴールとプロセス、地域アセスメント)
- 小地域福祉活動の意義と実際
≫地域住民主体の地域づくりを支える実践について考えよう
住民任せと住民主体は何が違うのか、地域づくりの支援の考え方と方法を基本から学びます。
講座3/当事者に聴く
- セルフヘルプグループ現場レポート
≫当事者からみた地域、生活、専門職とは?
講座4/地域活動者に聴く
- 地域福祉活動団体現場レポート
≫地域住民が専門職に期待することは?
3日目:10/29(火)|大和信用金庫 八木支店
講座2-2/コミュニティワーク実践(2日目継続内容)
講座5 地域生活支援(総合相談支援)の考え方
- 地域生活支援の考え方
- 地域生活を支える相談支援のあり方
≫その人らしい地域での暮らしを支えるってどういうこと?
使える制度や事業の枠組みによらず、困っているAさんの地域生活を支える「地域生活支援」。地域でのその人らしい生活を、関係性のなかで支援することの意味と視点について考えます。
講座6 ネットワーク社会資源の開発
- 地域福祉ネットワークと地域包括ケアシステム
- 地域福祉の仕組化・資源開発の方法
- 実践を支えるプランニングとマネジメント
≫地域住民と協働で進める仕組みづくりと資源開発とは?
困りごとを抱えるAさんの地域生活支援に必要な、ネットワーク構築や出口となる仕組みや社会資源について学びます。
4日目:12/9(木)|大和信用金庫 八木支店
講座7/コミュニティソーシャルワーク実践演習
≫地域住民と協働で進める地域福祉実践を事例から学ぼう
地域づくりの実践、地域の取り組みがAさんを支えた実践、Aさんの問題をきっかけとした仕組みづくり実践、Aさんを地域と協働で支える実践。
暮らしの場である地域での実践事例を紐解き、現場での取り組みにつながる要点を学びます。