昨日、ひきこもりのサッカーチームの、講演&体験イベントに行ってきました。
ひきこもりで引け目を感じる、ふつうの社会人サークルは無理という、自分なんかでも入りやすそう。
ふだんの練習に参加したくなりました(運動音痴の運動不足で球技は苦手ですが)。
改めて読み返してみたら、文章が下手過ぎます。内容そのままで大幅に書き直しました。リンクは当時のままで、見られなくなっているサイトもあります。(2022/9/22)
イベント概要
『スポーツ交流サロン「ひきこもり×サッカー」
“なぜひきこもりがサッカーをするのか? hikimapチームと考え、交流する”』
2018/11/10日(土) 14:30~19:00
山口文化センター
(大阪市西成区花園南1丁目8-15 山口ビル)
ひきこもりの、hikimapチーム
ホームレスサッカーの日本代表チーム、野武士ジャパンのフットサル練習会が、月に2回、梅田のそばにある扇町公園で開催されています。
練習会には様々なひとが集まってきます。
かたちの上では野武士ジャパンの練習相手ということになるが、分け隔てはありません。
ゆるく楽しくをモットーに、誰でもウェルカムの姿勢です。
「hikimapチーム」の皆さまは、1年以上欠かさず参加されています。
hikimapとは、ひきこもりの自助会などを紹介するポータルサイト、「社会的」ひきこもり・若者支援近畿交流会のこと。
チームの起こりは、近畿交流会のプロジェクトリーダーが、昨年東京で開催された「ダイバーシティフットサルカップ in 第12回全国若者・ひきこもり協同実践交流会」に参加したところ、とても面白いので大阪でも始めたいと、その場で宣言したことによります。
斬新過ぎるためか、まずは仲間うちに声をかけたものの広まりませんでした。
ですが、やり続けることで次第に交流会と関わりのないひきこもり当事者・支援者や、ひきこもりともホームレスともまったく関わりのない人たちが集まってきて。
今では、hikimapチーム自体が属性にこだわらない、多様な人の集まりとなっています。
ダイバーシティサッカーの魅力
なぜ、練習会に参加しつづけるのか?
いろんな人と知り合える、いろんな意味で幅が広がる、おもしろい、楽しい、唯一の運動の機会、体力づくり、サッカーが好きでうまくなりたい、ひとと関わる練習のため、気分の落ち込みを防ぐ…と、いろんな理由がきかれるそうです。
もし、わたくしめが参加者なら、ひきこもりでも気楽に参加できるからと言うかもしれません。
わたくしめ、そういう所を欲しているので。
ひきこもりであることを隠したり、卑下することがない所を。
そういう所でないと、その他のことがいくら魅力的でも、なかなか足が向きません。
経験上、しんどくなったり、つらくなったりで、疲弊してしまうと予想がつくのです。
ここは期待できそうに思いました。
下手でも居心地よし
前半は、集会場でフットサルの練習会を始めたきっかけなどの説明や、ひきこもりと多様性といったことについて各テーブルで話し合いました。
後半は、地下鉄・南海の天下茶屋駅そばのフットサル場でミニゲーム。
始める前に、JFA公認コーチの指導のもと、準備体操、体幹を鍛えるためのメニュー、パスの練習。
テレビでみる、侍ジャパンやJリーガーの練習と同じでびっくり。
合間にアイスブレイクも組み込まれていて、初対面の人同士でも会話が弾みました。
たぶん、8割ぐらいはふだん、練習会に参加しているかた。
一見、運動が苦手そうにみえるかたが、ボールコントロールがうまくスタミナがあります。
草サッカーでしょ?と、思っていたのですが、なにもかも想像していたよりレベルがずっと高くて驚きました。
でも、わたくしめのような10年以上サッカーボールに触れることすらなかった、運動不足の運動音痴でもぜんぜん居づらくありませんでした。
前半、後半とも参加者は20人強。
hikimapチームの関係者を中心に20~60代。
女性は見学のかたが多かったのですが、お一人は男性と一緒に汗を流されました。
ふだんの練習日程はこちら
誘っていただきました。
屋根がないので雨だと中止。
助成金でやっているため参加費は無料だとか。
関連サイト
「サッカーでつなぐ ホームレス、引きこもり経験者 大阪のNPO法人が練習会」
(産経新聞 2018/11/6)
きょうの交流会や、ダイバーシティカップ、ふだんの練習について。
無料登録でログインしたら、いまのところ全文よめる。
「インタビュー:ホームレスサッカー日本代表に学ぶ、メンバーの違いを活かすチーム作りの仕掛け」
(未来を変えるプロジェクト 2017/11/20)
野武士ジャパンのコーチ・監督が語る、ホームレスサッカーの方向性。
「野武士ジャパン」とホームレス・ワールドカップ:なぜホームレスがパリに行くのか?
(まだ東京で消耗してるの?)
ホームレスが世界を目指すのは、それなりのわけがある。