9月にスタートしたばかりのBreak、ちょっとした構想というか、想いです。
Breakは、やりようによって拡張縮小します。
企画してみたい、自助会を作ってみたいというかたにとって、使い勝手のよい場に拡張できればと思っています。
拡張:やりたいかたの、やれる場に
やりたい気持ちを大事にしたい
いまは、一人しかいない世話人が、すべての集まりを主宰するかたちをとっていますが、軌道に乗ってきたら別のかたが取って代わったり、ご自分がしてみたい集まりを作っていただければいいなと思っています。
それが、そのかたの楽しみや活力になったり、何かいい方向につながれば、とてもよいことで、嬉しいことだから。
単発イベントでも構いません。
たまに、自助会を作ってみたいというかたにお会いすることがあります。
そのための、お試しに利用するのもありです。
これまでリーダー的な役に縁がなくて、してみたいというのもあり。
新たな才能に気付く、いい機会になるかもしれません。
かんたんだがリスクがある
ご想像いただけると思いますが、集まり(企画)を立てること自体は大したことではありません。
思い付きで誰でも出来ます。
ただ、問題が二つあります。
- 参加者がゼロだったり、定員に満たなくて企画倒れにならないか心配。
- 荒らしや、ヘンな人が来ないか心配。
特に「1」は、なかなか難しいことです。
ひきこもり当事者に来ていただくのは、そんなに簡単なことではないと思っています。
一般的にいえば、ひきこもりは心に余裕がなくて、消極的で、お金のやりくりにしんどかったりするものです。
また、自助会に行くことは、けっこう勇気のいることです。
自分を振り返るとそう思います。
それに、種類や進め方によってウケやすい、ウケにくいはあると思います。
この二つをどうにかしないと、やる気があっても踏み出せるかたは、あまりいないと思います。
ましてや、ひきこもっていると、ちょっとしたことがものすごく億劫に感じられたり。
そのへんの気持ちは、僕も当事者ですから分かります。
そこで、いま、世話人として何をすべきか少し考えました。
しっかりPRする
ここは居場所ですから、追求するは来やすさや居心地よさであって参加者を増やすことではありません。
しかし、参加者があまりにも少なかったり、メンバーが固定化すると、活動の幅が広がりにくいです。
人が来るから活性化する、活発だから人が来やすいというサイクルを作らねばなりません。
そのために、見苦しくない程度に積極的にPRしていきます。
ゆくゆくは、やってみたいというかたの、ちょっとした思い付きでも、打てば響く(せめて2,3人は来てもらえる)ようにしていければと思っています。
保険になるような規約にする
ここに最初にお越しになるとき、規約に了承したうえでサインとメアドを書いていただくことにしています。
他の自助会に比べるとわりあい長いのですが、これには訳があります。
直接的には、お越しいただくみなさまをはじめ、会や世話人を守るためです。
その先には、どなたが集まりを開いても、安心してやっていただけるような仕組みが出来ればと思ってのことです。
やっていると、想定外のことがおこるでしょう。
そのたびにバージョンアップしていきます。
縮小するとしたら
まだ一度も開いてないものを含めて、集まりは現在六つあります。
縮小とは、
- 何回かしてみたが、やり方がわるいのかやる人がわるいのか、それともニーズがないのか、誰もいらっしゃらない。
- 世話人の都合がつかない。
といった理由で、一部の集まり(あるいは全部)の開催頻度が減ったり、立ち消えになることが考えられます。
代替わりして続いてほしい
現世話人が、この先どのぐらい活動を続けられるかは分かりません。
ひきこもりの自助会は各地で必要とされていますが、数が少ないです。
ならば、自分が辞めることになっても、大阪の『ひだまり』のように、世話人が何代にもわたって存続することが望ましい。
10年後、「そういえば、これ、いつからやってるの? 誰が始めたの?」と、そのときの参加者の一人にふと思われるのがひとつの理想です。
そのために、まずは無くなっては困ると思っていただけるようにがんばります。