Breakと「集いば いっぽ~」は協働関係

Breakは、奈良県社会福祉協議会のひきこもり等の居場所
「集いば いっぽ~」と2019年から協働しています。
Breakは自助会なので、できることには限りがあります。
でも、ネットワークを組むことで可能性は大きく広がります。
「集いば いっぽ~」は、登録も連絡も不要で無料。
しかも月に何回も開催されています。
この条件で、一定のクオリティーが保たれている居場所は、世の中でもそう多くありません。
また、参加者の感想やニーズを反映してもらえる体制も、当事者にとってありがたい存在です。
社協さんにとっても、当事者団体と一緒に取り組むことで活動のすそ野が広がります。
ひきこもりは、困っていても窓口に来てもらいにくく、アウトリーチも難しいと言われています。
また、かたいイメージでとらえられがちな分野でもあり、当事者団体と組むことで認知が広がるというメリットもあります。
少し広い視点で見ると、こうした協働には社会的な背景もあります。
ひきこもり支援は、1990年代〜2000年代には行政や医療を中心とした取り組みが主流でした。
しかし、必ずしも当事者のニーズに届きにくいという指摘もあり、支援のあり方が見直されてきました。
その中で厚生労働省は「地域共生社会」という考え方を打ち出し、
・福祉の縦割りを越える
・地域の団体や住民と協働する
・相談を断らない
といった方向が示されました。
この流れの中で、2021年から「重層的支援体制整備事業」が始まり、地域の団体と連携しながら支援を広げていく取り組みが進められています。
社協さんも、こうした流れの中でさまざまな事業をされています。
「集いば いっぽ~」も、そうした取り組みの一つとして運営されている居場所です。
Breakに声がかかったのも、同じ背景があります。
Breakは、最初からネットワーク型に設計している当事者会です。
今の日本の地域福祉政策の方向とも一致しています。
支援員さん紹介

○○○○さんは、60代の男性。産業カウンセラーです👓
「集いば いっぽ~」を担当されるようになって4年目でしょうか。
長く民間企業にお勤めで、大企業のサラリーマン、会社経営、海外赴任など、さまざまな経験をされています。
福祉の世界だけでなく、民間企業で長く働いてこられた方です。
趣味はお酒、麻雀、そして走ること。
いっぽ~で、軽登山に行くと速すぎて、他の誰もついて行けません(お世辞じゃなくて)🏃💨
お父さんに、社会のことや会社のことを気軽に聞けますか?
「ちょっとねぇ…」という人も多いと思います。
そういうとき、○○○○さんはちょうどいい存在かもしれません。
「いい歳して、こんなん聞かれへんわ」と思うのって、ひきこもりあるあるですが、
そういう気持ちもよく理解してくださる方なので安心です👍
もちろん、人と人なので相性はあります。
また男性の支援員なので、女性の方は感じ方が違うこともあるかもしれません。
なお、○○○○さんは「就労準備支援事業」も担当されています。
※例年、担当者は2人体制ですが、今年度は○○○○さんと、もう一人は回によって変わります。
※今年度から「大和高田市保護課くらし・せいかつ支援」さんとも一緒にやることになりました。また、「香芝社協」さんが参加されたり、集まりに呼んでいただくこともあります。それぞれ別に支援員さんがおられます。
6年間いっしょのこと、変わってきたこと

Breakは「集いば いっぽ~」と2019年から協働しています。
6年間続けてきて、変わらない部分と、少しずつ変わってきた部分があります。
【変わらないこと】
働いていない人に対して、いらんことを訊いたり言ったりすることはありません。
働いている人は来ちゃダメ、というようなこともありません。
ここに来るということは、「何か事情があるんだろうな」と察してくれて、ほとんど根掘り葉掘り聞かれることはありません。
この雰囲気は、最初から一貫しています。
それから、歴代の専任担当者の方々は、いわゆる「福祉っぽい」タイプとは少し違う、ユニークなバックグラウンドをお持ちです。
元居酒屋の店長、国連職員を目指していた方、スポーツ大好きな方、営業職から転職した方、大企業・中小企業・家業・海外赴任と渡り歩いてきた方など…。
【変わってきたこと】
振り返ると、求人雑誌が置いてあった時期もありました。
でも、Breakの参加者にはあまり合わなかったようで、今は置かれなくなりました(Breakが言ったからではないと思いますが)。
また、授業形式のプログラムがあったこともありましたが、少し子どもっぽく感じられて、Breakの参加者には不評でした。
1年ほどで、元のゆるゆるした居場所スタイルに戻りました。
一方で、「居場所だけでなく、講座風の企画もあった方がアピールになるのでは」とBreakから提案したこともあり、そうした方向の取り組みが増えました。
何が正解かはなかなか分からないものですが、試行錯誤しながら続いてきた6年間です。
今年度も、Breakとして、ゆるゆると一緒にやらせていただいています。
「集いば いっぽ~」の運営
「集いば いっぽ~」は、奈良県中和・吉野生活自立サポートセンターが開いています。
このサポートセンターは、奈良県社会福祉協議会の事業として、ひきこもり相談や居場所づくり、就労準備支援などを担当しているところです。
運営は、
「社会福祉法人奈良県社会福祉協議会・パーソルテンプスタッフ株式会社特定委託業務共同事業体」
という、なが~い名前のジョイントチームで行われています。









