これまでは、参加対象を「ひきこもり」としか書いていませんでしたが、現実に即して「ひきこもりライト層」に改めました。
どうしてなのか理由をご説明します。
Breakが力を発揮しやすくなると考えるため
Breakとつながりがある、とりわけ奈良におけるひきこもりの居場所が、それぞれ個別の軸や範囲を設けて活動しています。
居場所は多くはありません。
だからこそ、互いに専門性を発揮し、住み分ける方が全体として有益ではないかと、Breakの世話人は考えます。
Breakにおいては、曖昧にしていた範囲を現実に即して明確にし、特化するほうが力を発揮しやすいと考えます。
すなわち、ライト層を打ち出すのです。
奈良市富雄の、鳥見ふらっとのコミュニティスペース、「ねどこ」「まんま」には、ひきこもりの集まりが6つあります。その中の、
- 『あなたのまんま』は、かなりしんどい人も対象にしており、訓練を受けたボランティアが何人もいて場づくりされています。
- 『くじらの会(仮)』は、発達障害、精神障害のかたを主な対象とし、精神保健福祉士が必ず一人参加します。
- 『Break』は、当事者のみの集まりで、世話人も当事者であって、参加者同士の気遣いや協力が求められる場です。
行き来しやすいため三つとも参加されている方もいますが、参加者も雰囲気もかなり違います。
それでよいのです。
多様性があるということは、選べるということだから。
世話人以外のかたが、居場所を開きやすくなると考えるため
世話人が主体となって居場所を開くことが限界にきています。
他の事業があるため、時間的に増やそうにも増やせないからです。
だからこそ、皆さまに気軽に開いていただきたいのです。
そこで、安心して開けるようにするにはどうべきかを考えるようになりました。
世話人は居場所を開くことに慣れているし、注意すべきときは注意しやすい立場です。
よって、どういう方がいらしても、なんとなく世話人が調整してきたところがあります。
皆さまにそれを求めるのは酷です。
現実に即してターゲット層を明文化して、想定内の方がきやすいようにする必要があると思うのです。