Break

ちっちゃな、ひきこもりの自助会(奈良・大阪)

ちょこっとワーク・ならについて

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ひきこもりのかたに、有償・無償のボランティアをご提案する集まり。
ひきこもっていたら、バイトに応募することすら怖くなるもの。
履歴書を空白が気になります。
ただでさえ、やる気でないのに。
でも、ホントは働きたいひとが多いことは、各種アンケートや調査でわかっています。
いろいろやれるはずなのに、もったいない…。
問題は条件次第なんです。
ならば、居場所とセットにして、履歴書なしで気のあう仲間と一緒やれたらどうでしょう?
というアイデアから生まれました。
昨年7月から、奈良市や奈良市社会福祉協議会さん、きずなやさん、そして「ねどこ」を一緒に運営している、ふぁーちぇさん(くじらの会(仮))ハートハースさん・まんまの会さん(あなたのまんま)、Break(ひとをダメにするソファがある居場所でごろごろごろ)で始めました。(2023/9/7公開、2024/3/15更新)

このカレンダーは「ちょこっとワーク・なら」と、それ以外でのお仕事を一緒に表示しています。今後、別のパートナーとの構想もあります。Break単独で考えていることもあります。選択肢を増やしてどんどんやっていく作戦です。

概要

ゆるい版

ひきこもってたら、バイト募集することすら怖くなるよね、履歴書になんも書けんし、やる気でるわけねーよな。
ほんとは、いろいろやれるはずなのに、もったいない…。
という問題意識から生まれました。

よって、コンセプトはお手軽です!
履歴書不要。

就労移行支援事業や、A型・B型作業所といったものとは違います。
福祉色は弱く、誰かすご~くお世話をやいてくれるわけではなく、目標を立てたりもしません。
少なくとも今年度は。
大人のサークルっぽく、福祉は自分には不要という方に向いてます。
Breakにいらっしゃる方には丁度よいかもー😊

まじめ版

Breakは、この7月から、ひきこもりや、ひきこもり経験者などの方を対象に、登録制のお仕事づくりの仕組み「ちょこっとワーク・なら(仮)」を、奈良市や市社協さん、きずなやさんらと始めました。
がっつりも、のんびりもやれる、仕事と居場所を合わせたような場を目指しています。

お仕事から遠ざかっているが働きたい、あるいはお仕事できるようになったが不安、気晴らしがしたいというような、ひきこもり、元ひきこもりの方等が対象です。
とりわけ、今年度においては、伴走者がいらない方で、福祉色は弱くてサークル的なノリが好きな方を想定しています。
履歴書は不要。
もちろん、登録無料、手数料等は一切かかりません。

官民協働の、全国的にみてもあまり例がないような新しい試みです。
どうやったらうまくいくのか、運営側は手探りです。
広い心でお付き合いいただければ幸いです。

紹介ビデオ

2023/7/5、奈良市の「鳥見ふらっと」で開催された、設立説明会のもようを記録した動画です。
Zoomでも同時開催しました。
※参加者のお姿やお名前は、リーダーの小西さんが編集、全てカット済みです。

www.break.nara.jp

これまでのお仕事一覧

www.break.nara.jp

登録の方法

オフライン

今のところ、登録用紙を手渡しで配布しています。

①お仕事をしに来ていただいた方に(未登録の方に)。

②説明会に来ていただいた方に。
2023年7月に、鳥見ふらっとの「ねどこ」とオンラインで、8月にミニ説明会を「あなたのまんま」で実施。
今後も、たまに開くかもしれません。

オンライン

おそらく9月中に、オンラインでも気軽に登録できるようにいたします。

お仕事の募集と、お申込みについて

大抵のお仕事は「ちょこっとワーク・なら(仮)」にご登録、かつ情報共有アプリSlackにお入りの方に、まず初めにご案内します。
一般募集はその残りを分け合う形です。
よって、募集人数が少なければ、一般募集に至らないケースが起きやすいです。
募集人数が多ければ、一般募集枠をあらかじめ取っておく場合もあります。

仕事によっては、この方に向いている、この方にやっていただきたいという場合があります。
仕事内容と、その方の経験や希望、技能といった兼ね合いで。
その場合は、募集をかけずに、その方に直接ご案内します。

運営団体

主催
奈良市若者サポートセンター Restartなら(リスなら)
奈良市くらしとしごとサポートセンター(くらサポ)
奈良市社会福祉協議会

協力
一社)SPSラボ 若年認知症サポートセンター きずなや
NPO法人 ふぁーちぇ
あなたのまんま
Break

オマケ:でがらしがぶっちゃけ説明

どんなものか、構想段階から関わってきたBreakの世話人でがらしが、ぶっちゃけ言います。
ほとんど間違いはないと思いますが、あくまで、でがらしの私見であり、公式見解ではありません。

長いのでクリックで開け閉め

ここも居場所

ひきこもりといっても、それは状態を言っているだけで、理由も希望もバラバラ。
いろんな居場所があることが社会的には重要です。
ここは仕事をする居場所。
いい歳して仕事もしてない…、そんな風に心を痛めている方にまずは骨休みのつもりで来ていただきたいと思います。

働けと促すものではない

世の中に、こういうことをしている行政や団体はあんまりないでしょうから、イメージしにくいかもしれません。
実は裏の目的があって、ひきこもりに働くことを促すためとか、ひと昔もふた昔も前の公的機関が考えそうなこととは発想からして全く違います。
なぜなら、多くのひきこもりの方は、働きたい気持ちがあっても実際には何らかの理由で働けない状況にあるという方がとても多いということを、ひきこもり当事者であるわたくしめも、運営にかかわってらっしゃる他の方も知っているからです。

テキトーでゆるい

ひきこもりを委縮させるだけで、何の力にもならないクソ正論よりも、そこそこおもろいやんけ?気楽やな?と思っていただける仕事を、どうですかと、地域や企業様に協力いただきつつ提案していきたいのです。
それが何の役に立つのかは利用される方のお考え次第です。
そもそも、働くってそういうことだと思います。
だから、就労○○なんとかプログラムで、目標を立ててとか、そういう大そうなものとは違います。
もっとテキトーでゆるいです。

顔なじみに、遊びに誘われるようなかんじ

一応、健康で動けるけど働けない、働く気になれない。
長いことそういう状況で、心がむしばまれてしまっているとお感じの方にとっては、小遣い稼ぎにしかならなくても、精神衛生上の助けになるかもしれません。

いつも居場所で会っている顔なじみから、遊びにいくようなかんじで誘われる。
履歴書はいらない。
遅刻もドタキャンも許される。
自分のペースで、休憩をとりながら。
プレッシャーがほとんどないのでノビノビやれる。
有償ボランティアはすぐに現金を受け取れる。
そういうイメージでと思っています。

登録のメリット

登録といっても、実際のところ、ちまたにあふれる無料オンラインサービスを使うのと大して違わないとお考えください。
登録すると、無料情報共有アプリSlackでお仕事の募集をいち早く知ることが出来たり、優先的に応募できます。
ものによっては、Slackにご登録いただいているかた限定でということを想定しています。

普段から、オンライン上の居場所を兼ねた連絡網としてお使いいただけます。
ほったらかしで何もせず、たまに見るだけもありです。
※Breakにおいては、これまで世話人が告知や連絡の一切を担ってきましたが、これによって世話人の負担軽減と、運営の効率アップを図れます。

www.sbbit.jp

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個人情報は保険のため

登録には、本名、住所などの記入が必要です。
正直、これには躊躇される方が少なくないと思います。
まず、面倒くさい、でがらしに行くよ!と返事するだけでええんちゃうん?と、疑問に思われるのはもっともです。
気楽さがモットーなのにコンセプトと違うやんと言われても仕方ありません。
わたくしめなら、そう言うでしょう。
何のためにかというと、怪我をされたときなど、もしものときに備えて全員がしかるべき保険に加入することで、お誘いする側もされる側も安心安全な環境でやっていきたいからです。
様々な保険がある中で、この事業に合うものを比較検討した結果、個人情報の記入が必要なタイプのものを利用することになりました。
手続きも費用も運営側が担いますので、皆さまに負担がかかることはありません。

登録しないのもあり

今回はお試しで参加される方もいらっしゃると思いますし、参加してみたが自分には向いてないとお感じになられるかもしれません。
なんとなく抵抗がある、そのつど募集したいというお気持ちも分かります。
よって、登録を控えたいという方に無理におすすめることはありません。
ただ、初回の方にはBreakのHP等でで参加を募りますが、2回目、3回目以降の方にはSlackで募集も応募も済ませる方向でと考えております。
なぜ、こういう仕組みにしたいかというと、昨年度、Breakなどで有償・無償ボランティアを何度か募集しみてたところ、非常に手間がかかって、これでは続かないと分かったから。
運営側としては、いかに仕事をとってくるか、作っていくかが第一ですが、いかに効率的に運営できるかも大事と考えます。

この活動の今後

選択肢を増やしたい

ひきこもりは状態なので、ひとによっては、がっつり働きたいが、ひとによってはがっつり働きたくない、働けるわけでもないとバラバラ。
いまは農作業でみんなで体を動かすものばかりですが、それとは全然ちがうもの、例えば自宅で各々するものとか。
がっつり~ゆっくりのんびりまで、有償も無償も、いろいろ仕事の選択肢を揃えられたらと思います。

なるだけ参加者でまかなえないか

実は、農作業系の仕事はたくさんあります。
無償~有償まで。
しかし、サポーターありきではそんなに受けることができません。
人員的にも金銭的にも。
なるだけ当事者だけで賄うことが出来ればお仕事の機会を増やせます。

その人がいるから受注

ちょっと特殊だったり、技術がいる仕事の打診があったら、出来る人、したい人に受けてもらえたらと思っています。
そのために、あらかじめ、どんな仕事がしたい、こんなことができる、前職はなんだったか、学生時代に学んだこと、資格の有無をききたいです。

仕事を生み出せないか

どこかから仕事をもらうだけではなくて、仕事を生み出せないでしょうか。
例えば、製品企画から販売まで自分たちでやります。
ジョブトレーニングとしてではなくて、もっと自発的で実践的なかたちで。
職業訓練は受動的な勉強法で直接的な儲けはありません。
ここでは課題設定を自分たちで決めて、自分たちで乗り切って果実をもぎ取るのです。

うちこない?が、あるかもしれない

ひきこもりは、履歴書や経歴、年齢等といった、客観的データでは圧倒的に不利です。
しかし、実はちょっとした工夫や配慮があれば普通に働けそうなひと、いろいろ経験しているひと、活かせるものを持っているひと、アイデアをお持ちのひと、体が動くひとが、Breakにはたくさんいらっしゃいます。
その方にとってももったいないし、社会的損失でもあります。
だからこそ、こういう活動を通して、切り開いていければなと思うのです。
関わっていると、誰か見てくださっているものです。
うちこない?
これしてみない?
が、あるかもしれません。
突然、運が巡ってくることが。
全員ではないが、たまたま、ある日、ある人に。

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