Break

ちっちゃな、ひきこもりの自助会(奈良・大阪)

4/30(火)|六甲山系・摩耶山を歩く
雨のため5/30(木)に延期させていただきます。(4/29 20:00)

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Zoomの集まり:導入の経緯、プライバシーと利便性、自動化、セキュリティー、参加拡大、今後の展開などについて

最新情報はツイッターをご覧ください。特に集まりがある日は頻繁に更新しています。
予定更新は開催予定よりもこのページ下部のGoogleカレンダーの方が早いです。

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Zoomの導入にあたって、これまで皆さまに口頭でご説明させて頂いておりました 、少々込み入った話をまとめました。
本来は、もっと早くにここに載せなければならないところ、遅くなり申し訳ありません。(2020/5/8 16:00更新)

Zoom導入の経緯

わたくしめは、2月の段階で日本で感染拡大がおこった場合、国の専門家会議が求める規制の範囲を越えて、自主的な対面の集まりの中止を早々にしてしまうと、皆さまとお会いできない期間が非常に長くなってしまうと予想しました。
よって、専門家会議の求めに応じつつ、なるだけギリギリまで開催する方針をとらせていただいてきました。
一方で、Web会議の活用は、プライバシーの関係上、導入には消極的あることを3月上旬に申し上げました。

なぜ、Web会議に消極的だったのか。
わたくしめは、これまで対面の集まりを重視・拡大を第一として、Web会議の導入を当面せず、やらせて頂くとしてもかなり先を想定していましたが、それとは別に以下のような大きな理由がありました。

Breakは、コロナが騒がれるようになる前から、ネットラジオ「BREAK TIME」(試験放送中)をさせていただいております。
公開にあたっては、Breakにこれまでにお越しいただいたかたのプライバシーにうかつにもふれてしまうことを懸念して、生放送はしない、録音したものを話し手とは別の数人のかたに監査していただいた上で問題ないもののみを公開させていただくという取り決めがあります。
それは、初日の収録(生放送)を聞いていただいたうちの、主に3人の方々のご意見をもとにしています。

ネットラジオ:BREAK TIME!【試験放送中】
 ┗ プライバシーに配慮しています
 ┗ 録音し、監査にクリアしたものを公開

もし、ZoomをはじめとするWeb会議をするならば、それとの整合性をつけないといけません。
Web会議は基本的に垂れ流しで、その点では生放送と変わりません。
よって、なかなか難しいと思っていました。

しかし、4/7の緊急事態宣言の発令と、社会的接触を8割削減することの重大さをみるに、ここが対面の集まりを中止にするタイミングと判断し、代替え措置としてWeb会議、その中でもZoomの導入を考えざるを得ない状況になりました。
その前に、Web会議以外の措置をとろうとしたのですが、それ以上によいアイデアが、わたくしめのアホアホ頭では浮かびませんでした。
また、Zoomよりも高機能で使い勝手がよく、低コストでやれるWeb会議システムは見当たりませんでした。

一番大事なことは、皆さまから賛同を得られるかどうかでした。
まずは、初日のネットラジオでご意見をいただいた方々を中心にご相談することから始めました。

何もしないでいるよりはよいと、導入そのものに反対意見はありませんでした。
ただ、やはりプライバシーや参加者の範囲をどこまでにするのかといったことを気にかけてらっしゃる印象を受けました。
また、わたしくめもそうなのですが、どなたもWeb会議の経験が全く無いか、あっても数回に過ぎないため、なんだかよく分からないという所が共通していました。

以上の経緯から、慎重に導入という方針でやらせていただこうと思うようになりました。

導入のポイント

プライバシー、セキュリティ―対策を第一に考える

Breakの規約をZoomに合わせたかたちに改編
やろうとしていることに合わせてZoomの設定を調整

参加のしやすさ、使いやすさ、面白さを追及する

頻繁に開催、一回の時間を長く、プログラムに多様性を確保、非Wi-Fi環境下でのデータ消費量に配慮、ご参加者はなるだけ無料、ビデオでの参加にこだわらない、Zoom以外のWeb会議システム導入の可能性を調査、参加にあってのやり取りを自動化

ご理解いただけるよう慎重にすすめる

過去に規約にサインいただいたことのあるかた(この中にはよくいらしていただいているかたが多数含まれます)を中心にすえ、早急なことをしません。
また、Zoomの最中に、度々わたくしめの考えを述べてご理解いただけるようつとめます。

まずはわたくしめが操作に慣れる

わたくしめは、多人数でのWeb会議の経験がこれまで数回しかありませんでした。
操作に慣れているかどうかは、プライバシー、セキュリティー、面白さなどすべてに関わってきます。
また、ほとんどのご参加者が慣れてらっしゃらないので、わたくしめがご説明できるかどうかは小さくないと思います。

ご参加の範囲と、拡大のスピード

過去に規約にサインいただいたことのあるかた(この中にはよくいらしていただいているかたが多数含まれます)を中心にすえ、早急にすすめません。

3つのグループに分ける

1)過去に規約にサインしていただいたかた
2)一度でも対面の集まりにいらしたかた
3)一度も対面の集まりにいらしたことがないかた

集まりごとに、ご参加いただけるグループを決める

A)1のかたのみ
B)2のかた+1のかた
C)3のかたのみ
D)全部のかた

Breakの対面の集まりに則したものも用意

例)ベテランの集い、シャイ専用、女子会など

スケジュール(5/7更新)

4/23(木)~28(火) :テスト開催(連続6日間)
過去にBreakの規約にサインしていただいたかたのみ、ご参加いただけるとさせて頂きました。

4/29(水)~5/10(日) :定期開催と参加者条件の緩和(連続12日間)
対面の集まりに一度でもいらしたかたにも、ご参加いただけるようにさせて頂きました。

5/9(土) 19:00~11(月) 1:00
30時間連続でやらせていただきます。

5/13(水)から:参加条件のさらなる緩和
Breakの対面の集まりに一度もいらしたことがないかたにも、徐々にご参加いただけるようにさせていただこうと思います。
専門家会議、政府や自治体が求める自粛の度合い、対面の集まりの開催頻度などとの兼ね合いを考えて断続開催のつもりです。

プライバシー設定と利便性

Zoomの各種プライバシー設定を調整し、利便性との兼ね合いを図っています。

入室されるかたに対する配慮

  • 入室時に、そのときにいらっしゃるかたの顔(ビデオ映像)、声(音声)が自動的に届きます。
  • ご自分の顔、声、チャット(文字)は、それぞれの機能を起動させないと他のかたには伝わりません。

既に入室されているかたに対する配慮

  • 新たに入ってらっしゃったかたには、それまでチャットで何を話していたのか一切表示されません。

あらし対策

  • 管理人のわたくしめは、特定のひとを強制退出にしたり、音声を切ることができます。
  • わたくしめは、ビデオ、音声、チャットをいつでも記録できます。
  • わたくしめが、入室時に許可させていただかないと、どなたも入室できません。
  • ご参加者のどなたも、ビデオ、音声、チャットを記録できません。
  • その他、あえてここに書きませんが幾つかあります。

自動化の取り組み

いつも決まったかたとするのではなく、毎回新しくいらっしゃるかたを取り込もうと考えると、たいていは参加を希望される側とお受けする側の間で、メールによるIDやパスワードのやりとりを手作業で行うことになります。
それが一番シンプルで安全な方法だからです。
ただ、時間や手間がかかって面倒です。
そこで、Breakでは一連の作業を自動化しました。

これによって、参加をご希望されるかたは、すぐにお使いいただけます。
なおかつ、規約をご覧になって頂いていないかたに、少しでも読んで頂こうと工夫しました。

端末の自動設定で2回目からは、選んだり押したりするだけで、入室いたただくことができます。
ただし、わたくしめは安全性を考えてときどき質問やURLを替えます。
その際は、またご記入いただいたり、アクセスしていただくことになります。

セキュリティー対策

マルウェア、ウィルス、トロイの木馬、ランサムウェア、迷惑メール…。
それから、乱入者によるぶちこわし行為(いたずら)の、Zoom爆弾。

Zoomは、悪意のある個人や組織からの攻撃には弱いと指摘されています。
というのは、もともとこのアプリは不特定多数が寄り集まって使うことをそれほど想定していません。
社員や友達といった、うちうちのセキュリティを気にせずによい間柄での使用を想定しています。
また、会社自体が若くて、セキュリティよりも機能の拡張に力を入れてきたという点もあります(若い会社としては、たぶんごく普通)。
それから、コロナで普段の20倍もの人が利用するようになって、狙われやすくなったというのもあります。
対策として、Zoomは、当面、機能拡張よりもセキュリティ対策を重点的に行うと発表しています。

ユーザーとしては、システム上の対策は待つしかありません。
しかし、どういう経緯で被害が起こったのかこれまでのケースから考えると、簡単ながらユーザーが出来る有効な対策があります。

  • ご参加いただくかたに、正規のZoomを利用し、ダウンロードしていただく(わたくしめが指定するURLを踏んでいただく)。
  • IDとパスワードをSNSなどに公開せず、悪意のあるひとが簡単に入ってこれないようにする。
  • チャットでURLを書いたり、ファイルをアップしない(させない)。

参考サイト
ITメディアビジネス「結局、Zoomは使っても大丈夫なのか?」(2020/4/22)
アスキー「「Zoom」が抱える5つの問題と対策方法」(2020/4/28)

GW後のZoomでの活動

新型コロナウイルスによる自粛は、厳しくなったり和らいだり、向こう1年以上続くと予想されます。
対面の集まりを開くことが難しかったり、やりにくい状況は続きます。
よって、Zoomを使わないわけにはいきません。
他方、Zoomならではの可能性や楽しさ、手軽さに気づきました。
どちらの理由をとっても、もはや手放せないツールではないでしょうか。
セキュリティー、プライバシーを考えつつ、今後も日常的に利用していければと思っています。

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