ひきこもり自助会は、何をしているところが多いのか。
たぶん、おしゃべりだと思います。
やり方は、雑談(フリートーク)か、テーマトークのどちらかでしょう。
Breakは雑談派です。
ふたつの違いと同じところはなんなのか。
思い浮かんだことを列記してみました。
雑談はテーマトークに行き着く
雑談でも、ときどき一つのテーマに時間をかけることがあります。
こうなると、もうテーマトークです。
雑談しているとテーマトークに行き着くんです。
それも、おもしろいテーマトークに。
僕らは、それを狙って雑談しているのかもしれませんね。
量の雑談、質のテーマ
雑談からテーマトーク、この動きを食事に例えるなら、味見してから一番美味しく感じたものをがっつり食べるようなもの。
企業活動に例えるなら、事業の選択と集中。
いろいろやってるけど、今はこれがきてるから、これにたっぷり投資しようというようなもの。
すなわち、雑談からテーマトークへ移るということは、会話が量から質へ転換するということです。
実践主義か計画主義か
結局、テーマトークをするんだから、雑談はテーマトークの一種と言えます。
どっちも目指すはおもしろい話だけど、そこに至る手法が違うだけ。
雑談はとりあえずやってみて、ウケたら当面それでいくという実践主義です。
最初からテーマトークは、何がウケるか予想してやるんで、計画主義です。
雑談はまき餌
では、なぜ初対面では、雑談からはじめるものなのでしょうか。
それは、相手にどんな話がウケるか分からないからです。
釣りで言うと、いろいろ餌をまいて、何なら食いついてくれるのか、探りをいれる意味で雑談から入るのが有効なんです。
このことから、なぜ親しい人とは、すぐにテーマトークになりやすいか分かります。
何がウケるのか、お互いにもう知ってるからです。
雑談上手はよき釣り人で、よき魚
雑談が得意なひとは、いわば餌のまき方や、食いついたときの引き上げ方をよく知っている釣り人です。
もしくは、相手の餌にうまく食いついて引き上げてもらう術をよく知っている魚です。