Break

ちっちゃな、ひきこもりの自助会(奈良・大阪)

【寄稿】車はないけど焚き火がしたい/前編

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written by 昼まで寝太郎

焚き火はいい。火の世話をしながらゆったりと過ごすあの幸せな時間…

などと書くと、まるでしょっちゅう焚き火をしているみたいだけど、憧れからの妄想で書いてしまった 笑
もちろん、今までの人生の中で2、3度はキャンプ的なことも経験しており、「焚き火」と聞いて頭に思い浮かぶような焚き火もやったことはある。
ただしそれは、学校の行事だったり、アウトドアに慣れた友人が全て準備してくれたりしたもので、自分でゼロからやったことは一度もない。
それに加えて、ずっと都市部に住んでいるため、火を使ってよい場所なんて近隣には全くなく、子供の頃は近所の公園なんかで好きにやっていた花火でさえ、最近は憚られる雰囲気を感じる。

過去数回の経験から焚き火の良さは十分知っているのに、簡単にはできないもどかしさ。キャンプ場などへ行こうにも遠く、とにかく車がなければアクセスが難しい。
そんなわけで、「焚き火を囲みたい。絶対いいよなぁ。」とは思いながらも、その憧れは長年塩漬けになっていた。

ある日、YouTubeでソロキャンプの動画なんかをあれこれ見ていた時(私自身は全くアウトドア派ではないのだが)、大阪の服部緑地でちょっとしたデイキャンプ、焚き火をしている動画を見かけた。
服部緑地(緑地公園駅)と言えば、地下鉄で江坂の次、かなり都心に近接したエリアだ。こんな場所で火を使ってもいいなんて全く知らなかった私は驚き、詳しく調べてみると、コロナ禍中はBBQなど禁止になっていたようだが、現在はまた再開してOKとなっているようだった。
その情報を知り、私の焚き火やりたいボルテージは一気に高まった。だって、服部緑地なら電車と徒歩で簡単に行けるし、駅からすぐの好立地。これは行くしかない!

と思い立ったものの、道具類を何も持っていない。ネットで情報収集だけはしまくっていたので、ひとまずは百均グッズだけでも何とかなりそうな見込みはついていたのだが、焚き火ド素人が1人で行くのは心もとない。
そこで、Breakの参加者で親しく、アウトドア経験者の雰囲気を感じるM氏に連絡したところ、予想通り経験あり、かつ道具ありということで、急遽お願いしてM氏に同行してもらうことにした。

私は何も持っていないしpoor manであるため、主にダイソー、セリア、一部ホームセンターで最低限の道具を調達し、自分なりのスタイルを試すことにした。
電車と徒歩なので、必要最低限の持ち物のラインを見極めるのが今回の課題。荷物が重いと絶対何度も行こうとはならないはずだから。

そんなこんなで、11月某日、いざ実践。

※直火は禁止。地面を保護するシートと高さのある台の上に焚き火台をセット

M氏に色々コツを教わりながら火を大きくしていく。ほんの少しだけ小さな木を買って持参していたが、ほとんどは公園内で拾った小枝などでまかなった。
M氏は、二次燃焼させることで非常に燃焼効率が高まるという焚き火台を持参(左側のもの。上にクッカーなどを置いて煮炊きもできる)。
焚き火でささっとお湯を沸かし、カップうどん、コーヒーを味わうなど、さすがの経験者っぷりを見せてくれた。私はコーヒーが苦手なので、お湯だけ沸かしてもらって、白湯を飲みながら買ってきたあんぱんをいただく。外で食べると何の変哲もないあんぱんも大変美味しい。

私の焚き火台は、百均で購入した火起こし器なる缶の上にステンレスのザルを乗っけただけ、計220円。こんな適当なものでも案外ちゃんと燃えてくれ、焚き火を楽しむことができた。
小さな枝や木片が中心になるので、燃え尽きるのが早く火の管理に忙しい。昔経験したキャンプでの焚き火ではもっと大きな薪を燃やしていたので、ゆったりくつろぐことができたが、車移動ではない今回はそうはいかなかった。焚き火の規模で全然過ごし方が変わることがわかった。

開始してから2時間ほどで撤収。公園内と言えど、照明の直下でもなければ、日が落ちてしまうと視界が利かず、撤収作業ができなくなってしまう。
地面にダメージを与えていないことを確認し、炭や灰など含め、ゴミ類を一切残さないよう十分気をつけて撤収した。

11月という少し寒い空気の中でやる焚き火はやっぱり楽しかった!
電車と徒歩で持っていける荷物量と、その範囲でやれることのバランスというのも何となく見えてきた感じがする。
今回、700~800g程度らしい軽量な折りたたみ椅子を持参していたが、畳んだ時の長さが50cm少々あって、これが持ち運びの際にちょっと邪魔だった。椅子についてはもう少し検討したい。

さて、思いついて即実行に移したので、何とか気温がぐっと下がる時期に入る前に試すことができたのだけど、さすがに次回やるとしたら来年の春頃かなぁと思っていたら、なんと、この4、5日先にかなりの暖かさになる日があると天気予報が出ているではないか!
その日にもう一度やろうか… でも、M氏には今日急なお願いで来てもらっているので連続ではさすがに申し訳ない。

ということで、またしてもBreak人脈から焚き火に興味を感じてくれそうなU氏に連絡してみることに。ちょうど空いていたようで即OK。ありがとう。

完全なる未経験者U氏との焚き火については後編にて!

つづく

www.break.nara.jp

このコラムは、昼まで寝太郎さんよりご寄稿いただきました。

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