Breakの活動拠点のひとつである奈良県の王寺町で、奈良県社協が、ひきこもり等対象に、この5月から居場所づくりを始めてらっしゃると聞きました。
わたしく世話人は、7/18(木)、8/6(火)、14(水)に、ちょっくら参加させていただくつもりでいます。
ひきもりの度合い、年齢に関係なく
名称は、集いば「いっぽ~」。
やってらっしゃるのは、奈良県社会福祉協議会の「奈良県中和・吉野生活自立サポートセンター」さん。
月に3回、王寺町地域交流センター(リーベル王寺5階)にて。
Breakが、「ベテランの集い」などを開いているフードコートの上。
以前、「だべるだけ」を開いていた会議室です。
※JR大和路線「王寺」駅と陸橋でつながっている西友がある建物。
ゆるい集まりで、どこにお住まいのかたでも利用可。
おいくつのかたでも。
いま現在、働く意思があろうがなかろうがどちらでも構いません。
ひきこもりの度合いは、Breakと同じで広いです。
たまにしか家から出れないようなガチなかた。
出かけはするがほとんど誰とも喋る機会のないようなかた。
働いたり学校に通うようになったが、いつひきこもりに戻ってもおかしくないと思ってらっしゃるかた。
ひきこもり状態とそうでない状態を、いったりきたり繰り返してらっしゃるかた。
ここには、従来からひきこもりとして定義されてきた15~39歳の若年ひきこもりも、最近注目を集める40歳以上のひきこもりも、主婦や子育て中といった肩書はあるが内実はひきこもってらっしゃるかたも含まれます。
ご参加は原則、当事者に限ります。
参加にあたってご連絡は不要です。
参加費は無料。
コーヒー程度はご用意いただけるそうです。
7~10月の予定
画像は、7~10月の予定。
こういう感じですすめてらっしゃいます。
- 毎月の1回目の集まりで、2か月後の3回目の集まりで何をするかを話し合います。
- 2回目の集まりは、特に決めておらず、お喋りしたり、各々が好きに過ごします。
- そして、3回目の集まりですが、これまでに映画をみたりしたそうです。
どうしていこうか、これからのご様子。
ご参加者は、毎回、片手で収まるぐらいだとか。
ところで、なぜ世話人が?
Breakは基本は息抜きの場ですが、情報交換の場も兼ねています。
自分が体験することで、何かのきっかけにと思ってらしゃるかたのご参考になれたらと思っています。
いえ、ほんと言えば、そんなカッコいいもんじゃありません。
自分は、ひきこもり当事者ですから、自分をなんとかするための試行錯誤です。
ご興味のあるかた、ご一緒しましょう。
7/18(木)はスペシャル版
『広域就労準備支援事業・おためし講座』
13:30~16:00(開場 13:00)
王寺町地域交流センター(フリールーム1)
新しい自分に出会おう! 楽しく自己発見講座♪ (講師:心理カウンセラー 礒田修幸氏)
『はたらく』をイメージしてみよう ~就労準備支援のご案内~
『集いば いっぽ~』を体験しよう
この社会サービスがどんなものかという紹介、PRを兼ねたイベントだそうです。
こちらも無料。
これより先は、どのようなタイプのかたに向いているのだろう?
居場所づくりは、社会参加と就労に向けてのステップアップの一環です。
(居場所より先の具体的な取り組みは、「奈良県中和・吉野生活自立サポートセンター」の管轄内にお住まいのかた対象。他の地域にお住まいのかたは、そちらの社協でというすみ分けがなされています。ちなみに、世話人は隣の大阪府柏原市在住です。)
先日、職員さんから、全体のイメージをうかがう機会がありました。
個人々々にあったパーソナルな支援を目指し、担当者制にしてらっしゃるそうです。
場合によっては、他の事業団体の窓口まで一緒に行ったり、本人がどうしても勇気が沸かないなら代わりに求人広告に載っている電話番号にかけたりといったことまでされているとか。
このへん、サポステより丁寧な印象です。
一方で、就労に至るモデルは、わりあい普通です。
ひきこもりなどの段階→日常的な生活習慣を整える→社会人として他者と関わる→就労を目指して活動する→就労訓練→就労活動→一般就労
なんというか、直線的な成長モデル(図にすると、そうならざるをえないのかもしれませんが)。
それに向いてらっしゃるかたと、そうでないかたがいらっしゃると思います。
そうでないかたは、けして少なくない気がします。
というのは、ひきこもる原因となっている各々の悩みや課題は、はたから見てもご自分からしても、言わばちょっとしたことなのでしょうが、にもかかわらず、簡単にはどうにもならないほど手強いものだから。
条件さえ整えば働きたいと望んでらっしゃるかたは、働くことを諦めてらっしゃるかたの中でさえ多いかと。
しかし、それが叶わず、5年も10年もひきこもってらっしゃるということは、それなりの理由があるわけで。
一進一退を繰り返し、既に心が折れてしまっていたりもします。
そうすると、一般的な社会常識や、初歩的な訓練はもういいと。
心理面のノウハウも、それほど効果がないと。
結局、自分をどうにかするというよりも、いい薬に出会えるかどうかであったり、希望にみあうところに運よく潜り込めるかどうかだったり、そういう話になります。
ともかく、「いっぽ~」に、参加してみます。
続きは、体験レポートで。