40代で引きこもっていると、ときおり年齢的限界を問われることがあります。
いろんなことで。
自分よりもずっと下の人からも、ずっと上の人からもです。
なんで?ってよく思います。
というのは、僕はそんなこと、意識にほぼないからです。
考えないようにしてるんじゃなくって、どうとも思ってないんです。
やらない潜在力に価値はない
彼らの頭にあるのは統計です。
例えば体力。
ヒトの体力のピークがいつ頃で、その後はどういう風に落ちていくかというようなグラフがありますよね。
あれは生物としての傾向を示してるんでしょうけど、利用価値のないデータです。
なぜなら、あんなものを気にして自分の限界を決めるなんて、何かをやるときに萎縮するだけだからです。
普段から運動不足の人は、ちょっと鍛えればその年の自分史上最強になれます。
もうちょっと鍛えれば、まさに自分史上最強になれるかもしれません。
中高年で走ることを趣味にしている人のうち、フルマラソンに初めて挑戦したのは何歳でしょう。
おそらく、20代より後という人が多いでしょう。
それまでは、やってもいないんだから、体力がいくらあっても絵に描いた餅です。
潜在能力がありそうというだけ。
自分史上最強が気持ちいい
僕は30代になって初めて20キロを走りました。
それまでは、10キロも走ったことがありませんでした。
そういう機会がなかったし、持とうとも思わなかったので。
10キロを越えた時点で、そのときの僕は自分史上最強であることが証明されました。
それは、どれぐらいのものでしょう。
もし、100人を無作為に選んで、この中で20キロを走ったことのある人はどれぐらいか調べたとします。
10人ぐらいと予想します。
本当にそうなら、この件に関しては、僕は世間の上位10%に入っていると言えそうです。
スガスガしいじゃないですか。
もし、家にばかりいて運動不足の中年のお前に何ができるという声に素直に耳を傾けてたとしたら、この気持ちは得られません。
労働市場で相手にされなくても
働くことならどうでしょう。
自分を振り返ると、オーソドックスな単線型エリート志向は、おそらくひきこもるよりも前に諦めざるをえなかったんだと思います。
僕は、読み書きが苦手だし、組織の中でルールに基づいて地道にやっていくタイプの性格ではありません。
そこに気付かなかったり、目を向けなかったりして、ドツボにはまったところがあります。
年齢をへて、アルバイトよりももっと実入りのよい仕事で活躍したいと思うなら、年齢的な縛りがない、自営業者や起業家的発想をもたないと成り上れないでしょう。
労働市場は年齢や学歴や職歴から人を選ぶけれど、商品市場はそんなことがありません。
つまり何歳になろうが、なにか誰かにとって価値があるものを自ら生み出せるなら、まだまだチャンスがあるってことです。
僕は、ぜんぜん諦めてません。
コミュ力MAXが恋愛適齢期
恋愛ならどうでしょう。
いわゆる適齢期という意味で20代は最強です。
しかし、恋愛において、もっとも大切な要素のうちの一つ、コミュニケーション力は20代がそうとは思えません。
その後の人生で、鍛えれば鍛えるほど、自分史上最強を更新する可能性が高いスキルです。
となれば、20代でチャンスに恵まれなかった人は、もっと後の方でチャンスが巡ってくるかもしれません。
鍛えないのはもったいないことです。
適齢期なんて自分次第じゃないですか?
小賢しいアドバイスを真に受けない
僕がこんなふうに言うのは、誰だって自分なりのコツを掴めば突破できることが山ほどあるだろうし、大なり小なりそういう経験をしているからです。
それに、もし、やったことのないことをするなら、新しいことは怖いことでもあるけれど、ワクワクするじゃないですか。
だから、やる気になったら慎重に戦略を練ることは大切ですが、平均からして年齢的にお前には無理だという声を真に受けて萎縮するのはもったいない。
また失敗するんじゃないかと確率で先を読みがちな、ひきこもりは特に注意です。
潜在力なんて使わないんじゃ宝の持ち腐れ。
能力は使ってこそ活きるし伸びるわけですから、自分から益々自信を奪うような小賢しいアドバイスは無視に限ります。