引きこもりの自助会は、打ち明けばなしがわりとしやすい場です。
ああ、あなたもですか、タイヘンですねぇなのです。
とはいえ。
引きこもり同士でさえ
正直いえば、ときどき思うことがあります。
なんで、そんなことが出来ないの?
なんで、そんなことでそこまで悩んでるの?
その人は、勇気をふり絞ってやっとの思いでいらしたのかもしれません。
絶対に人に言いたくないことを喋ってくださったのかもしれません。
なのに、僕って(;´Д`A ```
酷いなぁ。
でも、思うのはしょうがない。
いったい何がそうさせるんだぁ!!
w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w
自分ならと思いがち
引きこもりは状態だから理由はおのおの。
自分とぜんぜん違ってたり、似てたり。
引きこもり同士だからといって、心が通い合うかどうかは別。
僕のようなそそっかしいアホは、あらぬ方向に頭を働かせてしまいがち。
- 自分が初めから出来るようなことは、ひとも出来て当たり前に思う。
- 自分が出来なかった頃や、悩んでたときの気持ちをすっかり忘れてる。
- 自分の成功体験が強烈なほど、こうやればいいやんって教えたくなる。
でも、よくよく聞いてみると、たいがい冷ややかな気持ちが和らいでいくもんです。
出来ない、やれないのには、その人なりの理由があるんですよね。
バカは一人もいない
僕は文字を読んだり書いたりするのがちょっと苦手なことで悩んできたわけですが、それに関しては考え倒してます。
他の人もその点では共通してます。
僕のちょっとした思い付きなんか、すでにお試し済みなんです。
それでも今だに試してないことは、何度やろうとしても踏み出せないことや、いろんな制約があって続かないことばかり。
よくよく聞いて、やっとこさ、その人の困難さが見えてくる。
その人と同じ地平に立てる。
自分がその状況にあるとして、それでもなんで?と思うでしょうか。
そら無理だわって思うに至ります。
スーパーミラクル一発逆転の方法なんて、僕ごときが言えるわけがありません。
伝わらないもどかしさ
思うに、引きこもりが、引きこもってない人、経験したことない人に理解されにくい理由の一つは、このへんにあるのかもしれません。
よくよく聞いてもらえないから、よくよく話せない。
よくよく話せないから、よくよく聞いてもらえない。
どっちにしても、困難さが伝わらないから理解されにくい。
もし、聞いてくれたら、話せたら…。
心の荷は、少しは軽くなるかもしれません。