Break

ちっちゃな、ひきこもりの自助会(奈良・大阪)

2/12(日)・大阪府守口市|SELGMAだらだらら|弱さのSELGMA、ひきこもりのBreakの合同企画。

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【寄稿】冬の妄想と今年のBEST本

最新情報はツイッターをご覧ください。特に集まりがある日は頻繁に更新しています。
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written by セミ◯

JR元町駅から北へ徒歩5分。
大きな通りに面したところにショチフ専門店がある。
看板には辮髪(髪の毛を半分まで剃り上げ、ポニーテールだけ残した髪型)をしたスーツのロシア人が遠くを見つめている写真が写っており、いつも老若男女が列をなしている。
この神戸名物が生まれたのは1923年にさかのぼる。
第一次世界大戦の捕虜だったショターコフ氏が本国に帰れず、たまたま神戸をさまよっていた時にふと店をやろうと考えたのがきっかけだ。
最初、ピロシキ屋をやろうとしていたが、それだけでは海外との交流が盛んな神戸人の肥えた舌を満足させることはできない。
どうしようかと考えて南京町を歩いているといい匂いが鼻にはいってきた。
そして無我夢中で商品を注文しむさぼり食べた。
和食よりはるかに口に合う中華料理に一気にみせられ、下手な日本語で南京町の責任者に会いたいと店員に直訴した。
何人かはまともにとりあってくれなかったが、孫さんという人がまともに話を聞いてくれて責任者に会わせてくれた。
そこで「中華料理とロシア料理を融合させた新しい商品を作りたい」という旨を伝えた。
しかしあっさり断られ、しぶしぶ退店しようとした。
すると孫さんが話を聞いていて、おもしろそうだと話に乗ってくれた。
肉まんを食べながらお互いの故郷の事や最近の世界情勢を話した。
そして「中国人は信用が大事だ。
まず君の能力を知りたい。
新商品開発に協力する代わりにうちの店で働いてくれ」といわれショターコフ氏は働くことにした。
昼間は店を手伝い、華僑の文化や食の伝統を学びながら、夜は二人で新商品開発に没頭した。
そしてできたのが真珠ジュースとショチフだった。
前者はタピオカドリンクの走りというかもろタピオカドリンクだった。
後者はピロシキと豚の角煮と芽キャベツとマスタードを融合したものでBBQソースやクリームソースなどお好みで選ぶ事ができる。
この事で商売が繁盛し、世界大恐慌も比較的軽傷ですんだ。
やがてショターコフ氏はロシア本国へ帰国したが現在も店は続く。
故淀川長治さんは映画館に行く前に毎回購入していた思い出を雑誌で語っており、村上春樹も評論集「ムーンウォーク・イン・クローゼット」でその味を絶賛している。
高度経済成長期は神戸のコメディアンの大村崑氏がショチフを右手でつかむポスターが流行した。

唐突ですが、今年読んだ本のBEST(順不同)10をあげようと思います。

食べ物の歴史シリーズ

台湾海峡1949

中国SF短編集迷宮

思考のつきもの

津原泰三 11

ディオゲネス変奏曲

失われゆく仕事の図鑑

中国テレビ番組ガイド

新書 日中国交正常化

日本美術の核心

①はその名の通り、食べ物の歴史に関する本で、麺・パンなどがある。
身近な食べ物がこんな深い歴史を持っている事に驚く。

②は最高の本で、第二次世界大戦直後の中国や台湾の状況を描いた作品。
運命や時代に翻弄された人々の話がオーラルヒストリーで語られる。

④は本当のクリティカルシンキングを教えてくれる本。

⑥はミステリー音痴の自分も興奮した香港のミステリー作家の短編集。
SFあり、ミステリーパロディーなんでもあり。
特に大学内における犯人をめぐる話が秀逸でなぜか日本の倖田來未とかが出てくる。

⑨は手に汗握る外交ドキュメントでほぼ小説。

このコラムは、セミ◯さんよりご寄稿いただきました。

面白そう、書いてみたいと思われたかたは世話人に気軽にお声かけ下さい。Breakの集まりいずれかに、2回以上いらしたかた対象です。(詳細)

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