今週火曜日に、ツイッターで先にお知らせした件です。
直近ですが、鳥見ふらっと「ねどこ」の、奈良市社会福祉協議会からお話をいただきました。
500円玉のデザインにもなっている、日本古来からある柑橘類、大和橘(やまとたちばな)の収穫ボランティア。
実をハサミで切りとります。
力はいりません、経験もいりません。
雰囲気は和気あいあい。
お昼はアウトドアでカレーライスをふるまっていただけます。
アウトドア、農作業に興味のあるかたはぜひ!!
概要
奈良市の追分梅林(おいわけばいりん)で、日本固有の原種で最古の柑橘とされている大和橘(やまとたちばな)を収穫するボランティアに参加しませんか。
急なお誘いです。
先に他のBreakの予定(「もりもりキッチン&門松づくり」)が決まっており、世話人のでがらしは参加できませんが、受け入れ態勢は出来ています。
場所は、8月の草刈りバイトでお世話になった「きずなや」さんの本拠地。
奈良市社会福祉協議会の職員さんもいらっしゃいます。
なお、この収益は、きずなやさんの運営費に当てられます。
スタッフの方々だけでは採り切れないものの、有償にすると採ればとるほど人件費がかかってしまいます。
そこで、有志が2日間だけお手伝いするというかたちです。
日時、場所
12/24(土)、25(日)
10:00~15:00
追分梅林&OIWAKE PARK
MAP:奈良県奈良市中町
雨天中止、小雨決行
※中止の場合は、Breakのツイッターに分かり次第、速やかにアップします。
※途中からいらっしゃるのも、途中でお帰りになるのもあり。ドタキャンあり。
集合場所、時間、畑
(一社)SPSラボ若年認知症サポートセンター きずなや
MAP:奈良市大和田町1914-1
スタートからの方は、9:45ぐらいに到着しておいてください。
玄関口で「Breakから橘の収穫に来たのですが」と、スタッフの方にお声かけください。
追分梅林&OIWAKE PARKと住所がだいぶと違いますが、道を挟んで隣り合っています。
直接、いらっしゃるのもありです。
収穫する大和橘は赤い枠のところ。
OIWAKE PARK(オートキャンプ場)の一角にあります。
ちなみにここは、奈良市内を見渡せる絶景ポイントです。
行き方
電車
近鉄富雄・近鉄学園前・近鉄郡山各駅から、若草台行バス「若草台」下車、徒歩12分。
近鉄富雄駅から、近畿大学行きバス「近畿大学」下車、徒歩14分。
複数のルートがあります。
いずれにせよ、バス停から少し歩くことになりますが、Googleマップがあれば着けます。
車、バイク、自転車
奈良から:阪奈道路、阪奈三碓出口を下車し枚方大和郡山線を南に進んで「追分梅林」の看板通り進行してください。
大阪から:第2阪奈道路中町ランプ下車後「追分梅林」の看板通り進行してください。
駐車場は停め放題、無料です。
「きずなやさん」の建物の隣の駐車場の向かって左(きずなやさん側)に停めてください。
停めるところがなければ、OIWAKE PARK(オートキャンプ場)の入ったあたりに停めてください。
絶景が広がる奥の方は予約済の有料キャンパー向けですのでそちらには停めないでください。
※ここに来るのに、Googleマップは運転しづらい道を選ぶことがあると聞いています。あらかじめストリートビューで確認されるとよいと思います。
作業内容
大和橘の実をハサミで切り取って収穫します。
力はいりません、経験もいりません。
収穫した実は京都の老舗の和菓子屋「老松」さんなどに卸され、製品は百貨店等で売られますので、丁寧に扱ってください。
募集対象
Break関係以外の方もいらっしゃいますが…
Breakで募集させていただくのは、Breakの参加対象の方です。
すなわち、ひきこもり(経験者含む)、ひきこもったことはないが、人間関係がしんどい、おしゃべりに苦手意識のある、20歳以上の当事者のかたです。
なお、ボランティアを呼び掛けているのはBreakに限定されません。
しかし、きずなやさんの活動や、福祉に理解のある方が中心です。
ひきこもりであることを隠さねばならないとか、身の置き所に困るというような場ではありません。
以下のようなお気持ちのかたはご検討ください
気楽な気持ちでいらしてください!
- 体を動かしたい。
- いつもと違うことがしたい、違うひとと会ってみたい。
- ちょっとした心身のリハビリ。
- 小旅行、おでかけのつもり。
- 果樹栽培や農業に興味がある。
- 「きずなや」さんの活動に興味がある。
- 「きずなや」さんに集まる、若者中心の活動「ダークサイドヤング」に興味がある。
- その他、お伝えしたいこと
- 収穫した実は京都の老舗の和菓子屋「老松」さんなどに卸されます。
製品は百貨店等で売られます。
服装、持ちもの
防寒対策必須です。
- 汚れてもよい服装、寒くない服装で来てください。
- 軍手をご持参ください。忘れたらおっしゃってください。おそらく貸していただけます。
- タオルもあると便利です。首に巻いているだけで全身が温まります。
- 靴は、スニーカーでも大丈夫ですが、長靴だとベスト。
- 前日等に雪や雨が降ると着替えが必要かと思います。足元もドロドロになる可能性があります。
- 使い捨てカイロは欲しいところ。
- 飲み物は、きずなやさんの前に自販機があります。コンビニもスーパーも相当遠いです。
- 飴やチョコレートがあると、作業が楽しくなります。
お昼はアウトドアカレー
焚き火をしながら、グツグツグツ。
外で食べます。
無料でふるまっていただけます。
調理や後片付けのお手伝いをしていただけると幸いです。
その他
トイレはきずなやさんで
建物のなかです。
きれいです。
しんどくなったら、きずなやさんで休むのもあり。
終了後は…
まっすぐお帰りになるのもよいですが。
富雄駅周辺は奈良市におけるラーメンのメッカです。
食べにいかれるのもよいかも。
カフェは手頃なのがありません。
隣の学園前駅までいってマクドやミスド、スタバがよいかも。
参考
大和橘とは?
日本に古くから自生していると言われている柑橘類です。
「古事記」や「日本書記」に記載があります。
デザインのモチーフにされることが多く、500円玉は木と葉と実を、文化勲章は花をかたどっています。
日本の菓子のルーツともいわれます。
食用には向かず、ジャム、果実酒、調味料として使われます。
あえてそのまま食べてみると。
味は独特で、ちょっと和菓子のような味わい。
上品です。
なるほど、これは和菓子の原材料にしたくなるのが分かります。
「ポンカンを薄めたような味。」(○○○さん談)
大きさはキンカンよりも2回りぐらい大きいです。
皮はキンカンのように柔らかく食べられます。
味もキンカンに似ていますが薄味です。
中の実は、こたつみかんをミニサイズにしたかんじ。
食感はこつぶのみかんで、薄皮ごと食べても口に残りにくいです。
タネはこたつみかん大です。
収穫した実はどのようにして高級菓子に生まれ変わるのでしょう?
「橘は菓子職人にとって神聖な存在である一方、神社の境内に植えられていたり、個人的には家紋が橘だったりと親しみを感じられる存在でもあります。ですが、菓子の材料としては橘の実は希少で手に入らないので、これまで試作をしようにも現物がなく、どうしようもなかったんですよね」そんな中、老松の代表銘菓『夏柑糖』に使用する夏蜜柑を育ててくれる農家さんを訪ね歩いているうちに繋がったご縁で事態は動き出します。原種に近い「大和橘」の木があるよと声をかけてくれたのは、奇しくも垂仁天皇の眠る奈良県の「追分梅林」さんでした。https://www.kimonoichiba.com/media/column/383/
追分梅林とは?
追分梅林とは、住民らでつくる追分梅林組合が約50年前に第2阪奈道に近い緩やかな丘陵地を切り開いて造られました。
2010年頃までは、約4000本の見事な梅の木が花を咲かせていました。
約10haのその規模は、関西有数、1万本の月ヶ瀬梅林には及ばないものの、奈良市内では2番目の規模を誇りました。
しかし、突然の土壌の悪化により、大半の木が枯死したため2011年3月から一旦閉園して農地改良造成工事を実施。現在も追分梅林復活プロジェクトなどにより、造成工事が続いています。
最終的には、往時をしのぐ4500本ほどになる計画。
梅林周辺には奈良市を一望できる芝生広場やカフェ、農福連携のハーブ園もありゆっくり楽しめます。
写真は2007年の様子。
きずなやさんとは?
「一般社団法人 SPSラボ若年認知症サポートセンター きずなや」さん。
追分を拠点に、当初は経済活動や福祉援助から漏れがちな若年性認知症の方やその家族の課題解決を目的とする団体でしたが、現在は地域共生としての地域課題解決の一助を担う団体へ。
梅林再生事業の中心的存在。
Breakは、ときどき焚き火などに参加させていただいております
参加方法、お問合せ
参加希望のかたは、なるべくBreakのGメールか、メールフォームか、ツイッターのDMにお送りください。
どなたがいらっしゃるか、先方にお伝えします。
これまで、Breakにいらっしゃったことがない方でも構いません。
約束するのは難しい、その日の気分次第にしたいという方は、アポなしで結構です。
途中参加あり、早退ありです。
当日キャンセルありです。
理由は問いません。
事前に参加希望をご連絡いただいたかたは、メール等一本いただけると助かります。