「NPO法人 あず」さんによる当事者研究会。
10数年にわたり継続、8月に通算400回を越えました。
ねどこでは2年目です。
今年から、ねどこでは、毎回あらかじめテーマを立てて、みんなで話すことにしています。
自分のことを会話の中に入れてもいれなくても構いません。
哲学カフェといったかんじ。
お申込みは不要、無料。
あずの職員さん、ふだんの利用者さんも含め、10数人~20人前後の集まりです。
Breakは地域連携の一環で、奈良市社会福祉協議会の施設・鳥見ふらっとにある、ひきこもり等の居場所「ねどこ」の場づくりを、社協さんや、あずさんを含む6つのグループとともにしています。予定や概要はこちら≫
日時、場所
日程
10/10(木)、11/14(木)、12/12(木)、1/9(木)、2/13(木)、3/13(木)
※10月からこれまでの毎月第1か第2月曜日から、第2木曜日になります。(9/2)
時間
13:30~15:30
場所
奈良市社会福祉協議会・鳥見ふらっと 2F「ねどこ」
近鉄奈良線「富雄」駅から徒歩20分(1.4km)、バスで9分・240円
MAP:奈良市三碓町2204(富雄団地内)
※詳しい道順を下に記しています≫
二次会(15:30~)
17:00まで
終了後も17:00まで「ねどこ」、もしくはもう一つのコミュニティスペース「まんま」で過ごせます。
だいたい、一次会の続きの話を少人数でしています。
口に出そうと思ったが言えなかったこと、一次会で特に感じたことなどをタネにして。
※「あず」の皆さまは15:30でお帰りになられます。
17:00から
Breakの世話人は、ほぼ毎回参加予定で、17:00以降は残ってらっしゃる方とどこかにいくかもしれないし、お開きかもしれません。
富雄駅前の公民館をあらかじめとっておく場合もあります。
いずれにせよ、現場からツイートします。
世話人が不参加のときは、お集りの皆さま同士でご自由になさってください。
概要
趣旨
自分の助け方を知るための、和気あいあいとしたワークショップ。
自分はどうしてこんな苦労をしているのか、どうやったら苦労の循環から抜け出せるのか、その場に集まった皆さまと共に知恵を出し合って研究します。
専門家、ベテラン、初心者の分け隔てナシ。
というのが、当事者研究ですが。
「ねどこ」では、自分のことは話しにくいという方が多いため、テーマトーク的な進め方をしています。
毎回、あらかじめテーマを立てて、みんなで話します。
自分のことを会話の中に入れても、入れなくても構いません。
一般論でも、ひとから聞いた話でもOK。
全体の流れ
①どういうスタンスで参加したいか
発言したいか、見学に留めたいか、一応ききます。
発言したければマイクを回します。
かといってパスありですし、途中で発言したくなったらどうぞ。
②いまの体調は?
今の体調や気分をうかがいます。
このシートを使って、エネルギーがどれぐらいで、フィーリング(気分)はどのぐらいか。
全員まわしますが、バスあり。
アイスブレイクを兼ねて。
③最近の困りごとに名前をつけるとするなら?
最近、自分のことでなにか困っていることはありませんか。
例えばYouTubeを見過ぎて目が疲れているのだが止められず苦労しているという場合、その状況や症状からご自分なりの病名を付けてください。
言いたいひとだけ。
アイスブレイクを兼ねて。
④当事者研究(これまでのお題一覧)
「ねどこ」では、自分のことは話しにくいという方が多いため、哲学カフェ的な進め方をしています。
毎回、あらかじめお題/テーマを立てて、みんなで話します。
自分のことを会話の中に入れても、入れなくても構いません。
一般論でも、ひとから聞いた話でもOK。
これまでのお題(2024年)
9月|目や耳に入ってくる自分にとってイヤな意見をどう受け止めたらいいか
8月|苦手な人との接し方
7月|これって地雷?
6月|価値観の違う人たちの世界に入った時のモヤモヤ
5月|兄弟姉妹
4月|仕事、お金、3月|寂しさ、孤独、2月|人間関係、1月|家族
※これ以前は、テーマトークではなく、希望者お一人の悩みごとを深堀してみんなで考えるというスタイルでした。
司会者、場の雰囲気
「あず」の職員さんが場造りされます。
和気あいあいと発言が出やすいように、カチンとくるようなことにならないように。
ときどき真剣な話になったり、笑いがおこったりします。
対象
「ねどこ」は、ひきこもりや生きづらを抱えた方の居場所です。
この当事者研究では当事者のほかに、ご家族、鳥見ふらっとの職員さん、そのほか関係者、関心のある他の団体の支援者を含みます。
エチケットとルール
プライバシーを守るという信頼感がお互いにあることで、この会は成り立っています。
用もないのに記録をとるような方がいらっしゃると、自分のことなんて喋れません。
ご協力をお願いいたします。
リスペクト
人間関係、家族関係、病気、性格、習慣、お金、仕事、勉強、恋愛……。
自分の弱さをさらけだすことは勇気のいることです。
悩みはひとそれぞれで、語り手にとっては解決が難しく、重要なことです。
聞き手にとって「あるあるある、わかるぅ~~」ということもあれば、「自分と違い過ぎて想像できない」ことかもしれません。
いづれにしても、リスペクトの気持ちをもって聞いてさし上げてください。
質問したり、意見を述べてください。
他言無用
極めてプライバシーに関わる話を聞くことになるかもしれません。
聞いたからといって、他で話してもいいというわけではありません。
SNSなどウェブに載せることもお控えください。
撮影、録音、そのほか記録の禁止
撮影も録音も、ノートやスマホやPCに書き写すことも禁止です。
参加者を映す(後ろ姿であっても)、ホワイトボードに書いてあることを映すことはお止めください。
どうしても映したいものがある場合は、「あず」の職員さんに了承を得てください。
免責
Breakの世話人は、「あず」の職員さんや、鳥見ふらっとの担当職員さんとともに、この会を運営させていただいております。
役割として、PRのために撮影したり、会の様子を書いてSNSに投稿していますが、プライバシーの暴露にならないように注意して取り組んでいます。
- ご参加者のお顔はもちろん、からだの一部や持ち物を映さない、ウェブにアップしない。どうしても映ってしまう場合はその方の了承を得ます。問題の箇所を切り取ったり、塗りつぶしたり、濃いめのモザイク等で隠してからアップします。
- 話の内容は何のことかジャンルを書くぐらいに留め、誰のことかはまったく分からないように配慮いたします。
- ホワイトボードの撮影は「第○回」と書いてあるところなどに限定。語りの記録、お名前、誰のことか分かるようなイラスト、自己紹介は撮りません。
※「あず」の職員さんや、鳥見ふらっとの担当職員さんが、記録用に会場やホワイトボードを撮影されることがあるかもしれません。
コロナ対策
コロナが5類に分類された昨年の5/8以降、「ねどこ」ではマスクの着用は個人の自由となりました。
お申込み不要、出入り自由、参加無料
時間きっかりに開始し、終了します。
途中からいらしても、お帰りになっても構いません。
二次会は飲食は各自で。
あずさんと、あずさんの当事者研究会について
いつもは、あずさんの事業所で
「あず」さんは、奈良市において、多機能型事業所、グループホーム、ショートステイといった福祉事業を展開されています。
西大寺のB型事業所のパン屋「EDDY」は地域で評判のお店です。(Instagram)
当時者研究会については、10数年にわたり通算400回ちかくという、とんでもない開催回数です。
※上の画像は「あず」さんのこちらのページから引用しました。
いつもは「あず」さんの事業所で開催し、参加者は利用者の方にほぼ限られます。
内容的には、精神障害による生きづらさを研究するというものです。
「ねどこ」では、参加者もテーマも広くとって、当事者研究に関心のある皆さまと学びあうという姿勢です。
事業所での当事者研究会は見学も参加もできます。
訪問にあたってのご連絡はいりませんが、それでは心もとないという方はしてください。
NPO法人 あず
┗ 西北ベース(2024/1から「りべるて」を改編) > Twitter
┗ 当事者研究
「ねどこ」にあずさんが加わった意味
「ねどこ」は、ひきこもりなど、生きづらさを抱えるかたの居場所。
少人数、相談、情報発信の三つの特徴を合わせ持つものとして、2023年春にオープンしました。
奈良市界隈で活動する5つのグループ(Breakはその一つ)が、独自の切り口でそれぞれの集まりを運営してきました。
独自のというのがミソで、というのは、ひきこもる理由や程度はさまざまだし、関心ごともざまざまで、多様性が必要だからです。
2023年暮れから「あず」さんが加入されたことで、「ねどこ」が前進しました。
ふだんの「あず」さん、「くじらの会(仮)」さん、Breakの比較
Breakと比較すると、Breakはいわゆるひきこもりライト層が中心の集まり。
大人のサークル的な雰囲気で、ご自分にとって福祉的な援助は必要ない、あるいは福祉に抵抗があるとお考えの方が少なくありません。
「あず」さんは、精神障害のある方の集まりで、「くじらの会(仮)」さんと、想定する主たる対象者がかぶります。
福祉的な側面が強いです。
当事者研究とは
爆発が止まらず困っていた一人の統合失調症をかかえる若者と、一人のソーシャルワーカーが、どうしたらいいのか分からないから一緒に研究しようと語り合ったのが始まり。
なんだか効果がありました。
そのうち、どうして効果があるのかが分かってきました。
今や、全ての人に通用するものとして、福祉の場に関わらず、教育現場や会社などで広く行われています。
一言でいえば、自分が抱える生きづらさについて、自分自身が「苦労」の主人公となり、仲間と共に「苦労」の研究をする自助グループプログラムです。
あるいは、「困難のメカニズムや対処法について研究する営み」であり、他者との対話を通じて自分自身を理解しようとするための手法です。
色々な情報媒体で紹介、解説されていますが、Breakの世話人はこの「当事者ネットワーク」がオススメと教わりました。
「ねどこ」はこんなところ
気楽にお過ごしいただけますように。無印良品の通称ひとをダメにするソファーで、気持ちよくダメになれますw
10人いてもゆったり。ベランダも含め4か所に分散できるよう、それなりに広いです。Wi-Fiも、電気も使い放題。
一人になりたいときや、なんとなく集中したいとき、目線が気になるときにはパーテーションを。
マンガ、SWITCH(スイッチ)、ボードゲームなど遊び道具は満載。
もっと「ねどこ」について
Breakのねどこ専用ページです。
Breakの世話人でがらしが、参加したり、関係者にきいたり、参考資料を読んだりしながら作っています。
ご担当者に書いていただくこともあります。
これとは別に公式サイトがあります≫
6つの団体が交代で開いています
ひきこもりなど、生きづらさを抱えているが、制度のはざまにいるようなかたの利用を想定。
奈良市社会福祉協議会のもと、奈良市界隈で居場所づくりをしている5つの団体が交代で集まりを開いています。
Breakもその一つです。
※7月から「あず」さんが加わりました。紹介文を制作中。
- くじらの会(仮)
- ひとをダメにするソファがある居場所でごろごろごろ←Break
- ソファーの部屋
- きのこの部屋
- あなたのまんま
- オープン当事者研究会
こんなところ
- ひとをダメにするソファがあります
- 集まるもよし、ひとりもよし
- パーテーションで区切ることも
- ベランダもそれっぽく改造
- Wi-Fi、電気は使い放題
- 眺めもいい
- 遊び道具(漫画、スイッチ、運動系ソフトも、各種ゲームなど)
もっとくわしく、ねどこって?
ついでに「まんま」も
奈良市社会福祉協議会の「鳥見ふらっと」には「ねどこ」と、性格の違うもう一つのコミュニティスペース「まんま」があります。
ねどこ・まんまの紹介ページ≫
「ねどこ」の行き方
富雄駅から徒歩
西口(バスロータリーではない方)から出てください。
続きはこちら≫
富雄駅からバス
東口(バスロータリーがある方)から出てください。
続きはこちら≫