3/19、新型コロナウイルス対策の専門家会議が、提言をまとめ、発表しました。
それを受けて、わたくしめ世話人は、Breakの当面の活動をこのようにしてまいりたいと考えております。
Breakにお越しいただいている皆さま、対面やメール、ツイッター等でご意見いただければ幸いです。
なるだけ3日以内に、なんらかのお返事をさせていただきます。(3/24 3:30更新)
- 引き続き、3つの条件が重ならないよう、活動させていただきたいと思います
- また直前に中止や変更になるかも
- ご参加の皆さまにお願いしたいこと
- 熱があるかたはご自制いただければ
- 飲食はなるだけ分け合わないやり方で
- 世話人は感染源にならないよう努めます
- 世話人が、会議室などを予約・運用するさいに注意すべきこと
- オンラインの集まりは、いまのところ考えていません
引き続き、3つの条件が重ならないよう、活動させていただきたいと思います
前回、3/9の発表で、感染拡大防止に向けて、ひとが集まる場面で、ひとは何に注意し、どのように行動すべきかがとても明確になりました。
今回の発表はより詳しくなったものの、基本的には変わりません。
今回:「感染拡大地域では自粛検討を」専門家会議が提言【全文】
(NHKニュース 2020/3/19)
前回:「3つの条件の重なりを避けて」 専門家会議が見解【全文】
(NHKニュース 2020/3/9)●急速な感染拡大を防ぐために、日常生活の中で行うべきことは
・これまでのデータから、集団感染しやすい場所や場面を避けるという行動によって、急速な感染拡大を防げる可能性が、より確実な知見となってきた。
・これまで集団感染が確認されたケースに共通するのは、次の3つの条件が同時に重なった場合。(1)換気の悪い密閉空間
(2)多くの人が密集
(3)近距離での会話や発声日常生活の中で、この3つの条件が同時にそろう場所や場面を、避ける行動を。つまり、次の3つの行動を。
(1)換気を行う(可能であれば2つの方向の窓を同時に開ける)
(2)人の密度を下げる(互いの距離を1、2メートル程度あける)
(3)近距離での会話や発声などを避ける(やむを得ない場合はマスクをつける)
前回:別添の「新型コロナウイルス感染症のクラスター(集団)発生のリスクが高い
日常生活における場面についての考え方」においては、
これらに加えて、こまめな手指衛生と咳エチケットの徹底、共用品を使わないことや使う場合の充分な消毒は、感染予防の観点から強く推奨されます。
これら全部に従いつつ、開催、中止、変更、および立案させていただきたいと思います。
一方で、過剰に自粛すべきではないと考えます。
専門家会議によると、新型ウイルスとの闘いは年をまたぐほど長期化する可能性があるそうです。
ならば、難しいことですが、正しく恐れることが大切で、そうしないと生活を営めませんし、精神的にまいってしまいます。
現時点では、日本では社会機能を可能な限り維持しつつ、感染拡大を最大限に抑制することが求められています。
会社も通勤電車も学童もレストランも、社会のほとんどは、それぞれが工夫して継続中です。
たかだか、数人~10人程度の小さな集まりでしかないBreakを一律中止にするのはやり過ぎではないかと思います。
こんなときこそ、自助会を開いてほしい、でないと息が詰まる、対面でしゃべりたい、行くところがないじゃないかといったご要望やしんどさに幾らかでも応えていく必要性があると考えます。
いや、別に自助会なんてなくたっていいんじゃないの?と、いうご意見もあるでしょう。
そもそも、自助会は必要な方にとっては生活の一部としてそれなりに意味のあるセーフティーネットであり、あったらいいなと思う方にとっての潤いです。
そのように感じない、Breakなんてなくなっても誰も気にしないと思う方にとっては、どうでもいいものです。
世話人がやるべきことは、安全策をとりつつ、必要や潤いとお感じの方に向けてなるだけ安定的に続けていくことだと思います。
しかし、それで感染者が出たらどうするのか、それはBreakにとどまらず、ひきこもりや自助会一般に対して世間から激烈な非難や誹謗中傷を受けるリスクがあるというご意見も聞かれます。
これを無視するのは愚かです。
バランスがとても大事だと思います。
また直前に中止や変更になるかも
慎重に検討し、可能な範囲で開催させていただこうと思います。
感染拡大の状況、地域の要請によっては、心苦しいのですが、3/3のカラオケ企画のように直前に中止させていただくことがあるかもしれません。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
ご参加の皆さまにお願いしたいこと
・互いの距離を1、2メートル程度あけ、ひとのすぐそばで会話しない
・手洗い、咳エチケットの徹底
・共用品を使わないことや使う場合の充分な消毒
※世話人はマスクやアルコールを含んだウェットティッシュを持参しますが、数に限りがあります。ご協力いただければ幸いです。
熱があるかたはご自制いただければ
咳をしているから、声がガラガラだから、鼻水が出ているからといった症状は、花粉症の季節ですのでよくあることです。
必要であれば、マスクをしていただければと思います。
世話人は何枚かいつも持ち歩くようにしますので、ご持参でないときは気軽におっしゃってください。
しかし、熱は別です。
かぜっぽいなという場合も。
ご自制いただくようお願いいたします。
飲食はなるだけ分け合わないやり方で
Breakでは飲食は自由です。
集まりによってはお酒も構いません。
それは今後も変えるつもりはありませんが、接触感染を防ぐため行動を少し変えたいと思います。
※どのように感染するのか。現時点では、飛沫感染と接触感染の2つが考えられます。
フードコートや会議室で
ご遠慮いただきたいこと。
- 大きなペットボトルを買ってきて、紙コップで分け合う。
- 食べ物を素手やお箸などで取り合う。
Breakでは、ジュースやお菓子はご自分のぶんはご自分でというのが基本です。
これまでもそうでした。
差し入れは、1個ずつ、あるいは1人分ずつ個包装のものであれば、一層幸いです。
※差し入れはとてもありがたい反面、放っておくと高額になっていったり、持参しなければならない雰囲気を作ってしまいがちです。よって200円までとさせていただいております。
喫茶店やレストランで
なるだけ個別に注文してください。
分け合う場合は、なるだけ先にぜんぶ取り分けてください。
その際、フォークやスプーンや箸を共有せず、注文したかたに任せてください。
これは飲み物についても同じです。
いま、お願いする理由
専門家会議の提言
提言の一番最後にこうあります。
別添【多くの人が参加する場での感染対策のあり方の例】
4)その他
食事の提供は、大皿などでの取り分けは避け、パッケージされた軽食を個別に提供する等の工夫をする。
新型コロナウイルス感染症対策専門家会議
「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020/3/19)
Breakの集まりは平日が多く、数人~10人ほどしかいらっしゃいません。
小さなイベントでも自粛しようという動きが出てからは、開催してもいつもよりも少ない状況が続いています。
しかし、それでも、不特定多数のかたに呼び掛けて開催する以上は慎重であるべきと考えます。
また、今後、自粛疲れや宣伝の仕方などによって参加者が増えることも予想されます。
そのときに備える必要があるかと。
世話人の気付き
正直いって、これまで世話人は、飲食について考えが及んでいませんでした。
例えばビュッフェ形式は接触感染のリスクがあることを承知していたものの、Breakの習慣化された行動に当てはめたことがありませんでした。
このことに気付いて、改めてご提案させていただこうと思います。
気休めに過ぎないのかもしれません。
大げさと思われることは承知しています。
世話人は感染源にならないよう努めます
世話人は、Breakの活動を通して人に会う機会がとても多いです。
自分が感染源にならないように、日常的に人込みを避け、3つの条件が重ならないように注意し、せきエチケットや手洗いを励行します。
世話人が、会議室などを予約・運用するさいに注意すべきこと
3/9の、専門家会議の「新型コロナウイルス感染症のクラスター(集団)発生のリスクが高い日常生活における場面についての考え方」の、クラスター(集団)の発生のリスクを下げるための3つの原則にもとづき、会場を予約し、運用します。
(1)ご参加人数の予想をたて、お互いの距離を1~2メートル程度とれるような大きさの部屋を予約する。
仮に、予想よりも多くの方がいらっしゃったときに、その場でより大きな部屋に変更できるか、部屋を追加できるか等、あらかじめ調べておく。
そういったことが出来ないのならば、最初から大き目の部屋を予約するか、会場を変えるか、集まりを中止(延期)するなど、妥当な判断をする。
※ご参加のしやすさを考慮し、これまで通り予約制にはしません。事前のご連絡は不要です。
(2)可能であれば2方向の窓を同時に開け、換気に努める。
※専門家会議は、どの程度の換気が十分であるかの確立したエビデンスはまだ十分にないと言いつつも推奨しています。
オンラインの集まりは、いまのところ考えていません
最近、ひきこもりの自助会等では、対面の集まりを中止にする代わりに、グループ通話で集まろうという動きがみられます。
とてもいいアイディアだと思うのですが、プライバシーの兼ね合いが難しくもあります。
音声、文字、画像、動画、どれも簡単明瞭に記録がとれるからです。
便利さをとるか、プライバシーをとるか、世話人は「BREAK TIME」(ネットラジオ)同様、プライバシーを重視したいと考えます。
「BREAK TIME」は、録音したものを3人ほどのかたに監査していただき、他人のプライバシーに触れていないとお墨付きを得られたら公開するというやり方をとらしていただいております。
生放送は臨場感があって面白いが、諸刃の剣。
そのようにすることが、ご参加者どなたにとっても安心だと、複数のかたからご助言いただいたからです。
しかし、通話はリアルタイムです。
不注意を後からなかったことにするのは難しいです。
※このように書いたのは、他の自助会等がオンラインの集まりに移行されることや、プライバシーに対する考え方を内心批判したいがためではありません。
むしろ、オンラインチャットには魅力を感じます。
Breakはこういう考えをとらして頂きたいというだけのことです。
ご興味のあるかたは、ぜひ参加されたらよいと思います。