4/1、新型コロナウイルス対策の国の専門家会議が、また新たな提言をまとめ発表しました。
それを受けて、わたくしめ世話人は、Breakの当面の活動をこのようにしてまいりたいと考えております。
Breakに関わっていただいている皆さま、対面やメール、ツイッター等でご意見やアイデアをいただければ幸いです。
なるだけ3日以内に、なんらかのお返事をさせていただきます。(4/4 16:30更新)
- 出来る範囲で、慎重に開かせていただきます
- 大阪は切迫した状況にあることを踏まえて
- これまで以上に、感染拡大防止に注意を払って
- 距離をとって
- 飲食は個包装で
- 時間短縮や、直前の中止にご容赦ください
- 熱があるかたはご自制いただければ
- 世話人は感染源にならないよう努めます
- 世話人が、会議室などを予約・運用するさいに注意すべきこと
- オンラインの集まりは、いまのところ考えていません
- アイデア募集
- 参照・転載
出来る範囲で、慎重に開かせていただきます
新型コロナウイルス感染拡大防止で、対面の集まりを自主的にすべて取り止める方が、倫理的に正しいかもしれないという迷いが常にあります。
それでも、やらせていただこうとするのは、ここが社会的にしんどい人、孤立している人の集まりだからです。
ある方にとっては、コロナが流行する前から、数少ない外出の機会だったり、唯一ひとと気軽にお喋りできる場かもしれません。
それが無くなるのは、ただでさえストレスフルな日常が一層辛くなります。
家族との関係がよくないかたは、ひきこもりに少なくありません。
不要不急の外出を控えるようにと広く呼びかけられれば、られるほど、家族は出かけないので、そういう方にとって家に居続けることはおそらく気が休まりません。
ほっと一息つける場がいります。
別に自助会なんてなくたっていいんじゃないの?と、いうご意見もあるでしょう。
そもそも、自助会は必要な方にとっては生活の一部としてそれなりに意味のあるセーフティーネットであり、あったらいいなと思う方にとっての潤いです。
そのように感じない、Breakなんてなくなっても誰も気にしないと思う方にとっては、どうでもいいものです。
いらっしゃるかどうかは、皆さまのお気持ちやご都合次第ですが、世話人としては安全策をとりつつ、必要や潤いとお感じの方に向けて、なるだけ出来る範囲で続けていくことが大事ではないかと思います。
しかし、それで感染者が出たらどうするのか、それはBreakにとどまらず、ひきこもりや自助会一般に対して世間から激烈な非難や誹謗中傷を受け、さまざまな実害を被ることになるだろうというご意見も聞かれます。
これを無視するのは愚かです。
バランスがとても大事だと思います。
わたくしめだけでは感染拡大を防ぐことができません。
いらっしゃる皆さまのご協力あってこそ。
お互いに、うつったり、うつさないように慎重に考え行動しましょう。
自分はどうもなくても、知らないうちに間接的にひとを死に追いやることになるかもしれないという想像力をもって。
よろしくお願いいたします。
大阪は切迫した状況にあることを踏まえて
専門家会議の脇田隆字座長は会見で、少なくとも東京と大阪は感染者数の増加状況などから3つの段階の中で最も厳しい対策が必要となる「感染拡大警戒地域」にあたるという認識を示しました。
想定される対応の中には次のようなものがあります。
- 期間を明確にした外出自粛要請
- 10名以上が集まる集会やイベントを避ける
- 家族以外の多人数で会食などは行わない
Breakは、大阪で開かせていただくことが多いです。
やる、やらない、やる場合はどのようにかは、こういう切迫した状況であることを踏まえてでなければならないと考えます。
※もっとも、10名以上になる可能性は非常に低い状況です。
もともと、Breakはほとんどが平日開催で、月に15回開かせていただいても、10名を越える日は1,2回に過ぎません(設立して1年半、緩やかに増えてきてはいますが)。
コロナが言われるようになって、さらに小さな集まりとなっています。
また、会食は、Breakにおいては、フードコート等でお菓子や総菜を分け合うことを意味しますが、各自個包装のものを召し上がっていただくようにお願いしています。
※3/20~31の開催記録。赤い数字は何人いらしたか。世話人1人を含みます。
これまで以上に、感染拡大防止に注意を払って
3/9、3/19、そして、4/1の提言では、以下のような呼びかけと徹底を私たちに促しています。
表現はどんどん強まっていますが同じことを言っています。
開かせていただくなら、会場、時間、内容、行動などすべてにおいて、これまで以上に注意しなければなりません。
3密を避ける(飛沫感染拡大を防ぐ)
次の3つの条件が同時に重なるとクラスター(集団)発生のリスクが高いことが分かっています。
(1)換気の悪い密閉空間
(2)多くの人が密集
(3)近距離での会話や発声
具体的には3つの行動を
(1)換気を行う(可能であれば2つの方向の窓を同時に開ける)
(2)人の密度を下げる(互いの距離を1、2メートル程度あける)
(3)近距離での会話や発声などを避ける(やむを得ない場合はマスクをつける)
接触感染・飛沫感染拡大を防ぐ
(1)こまめな手洗い
(2)共用品を使わないことや使う場合の充分な消毒
(3)咳エチケットの徹底
※世話人は、いつもアルコール入りのウェットティッシュと、マスクを持参していますが数に限りがあります。ご協力いただければ幸いです。
距離をとって
例えば、フードコートでは、1か月ほど前から、このように斜めに座ることにさせていただいております。
なるだけ机はそのまま、ひっつけずに。
同じようなことをやっているグループは他に見かけません。
恥ずかしいし、そもそも喋りにくいのですが、提言にのっとるとこれでもギリギリ正しいやり方だと思います。
会場は、広くて空いている場所や時間帯を選んできました。
こういったことを、より徹底させていただきたいと思います。
例えば、屋外で開く、屋内ならフードコートに限る。
時間を短くして、16時~夜遅くの間にやらせて頂くといったことが考えられます。
※上の写真は、「第3回 とりあえずやってみる20代の会」で、3/31(火)の14時30分ごろ、「イオンモール・大阪ドームシティ」フードコートで撮りました。ここのフードコートはとても広いです。14時~閉まる22時までいましたが、夜ご飯どきでも3割もうまっていたかどうか。もともとドームでイベントがない日は土日でもさほど混むことがないのですが、コロナが言われるようになって、いつもガラガラです。
飲食は個包装で
提言は、食べもの飲みものを分けあうことをさけ、個包装のものをと呼びかけています。
Breakではこれまで分け合うことは当たり前でした。
前回でも申し上げた通り、感染拡大を防ぐため、それぞれが個包装のものを召し上がっていただくようお願いします。
フードコートや会議室
大きなペットボトルを買ってきて紙コップで分け合う、食べ物を素手やお箸などで取り合うといったことはご遠慮ください。
喫茶店やレストラン
なるだけ個別に注文してください。
分け合う場合は、なるだけ先にぜんぶ取り分けてください。
その際、フォークやスプーンや箸を共有せず、注文したかたに任せてください。
これは飲み物についても同じです。
時間短縮や、直前の中止にご容赦ください
Breakの集まりは開催時間が長く、6~8時間が普通ですが、この状況下では企画や場所によっては長く一緒にいることがリスクを伴うことになります。
そこで、定例化している集まりについても、時間短縮、場所変更、中止(延期)させていただくことを考えています。
また、感染拡大の状況、地域の要請、会場の方針によっては、心苦しいのですが、3/3の「マッキーの曲が歌えなくなるかもしれんし、カラオケしやっす」のように、開始時間が迫るなか、中止を申し出ることがまたあるかもしれません。
3/29の「せっかくだから、王寺のフードコートでだべるだけ」のように、前日の下見の結果、時間変更を申し出ることがまたあるかもしれません。
ご容赦ください。
熱があるかたはご自制いただければ
咳をしているから、声がガラガラだから、鼻水が出ているからといった症状は、花粉症の季節ですのでよくあることです。
必要であれば、マスクをしていただければと思います。
世話人は何枚かいつも持ち歩くようにしますので、ご持参でないときは気軽におっしゃってください。
しかし、熱は別です。
かぜっぽいなという場合も。
ご自制いただくようお願いいたします。
世話人は感染源にならないよう努めます
世話人は、Breakの活動を通して人に会う機会がとても多いです(この1か月はずいぶん減っています)。
自分が感染源にならないように、日常的に人込みを避け、3つの条件が重ならないように注意し、せきエチケットや手洗いを励行します。
世話人が、会議室などを予約・運用するさいに注意すべきこと
(1)ご参加人数の予想をたて、お互いの距離を1~2メートル程度とれるような大きさの部屋を予約する。
仮に、予想よりも多くの方がいらっしゃったときに、その場でより大きな部屋に変更できるか、部屋を追加できるか等、あらかじめ調べておく。
そういったことが出来ないのならば、最初から大き目の部屋を予約するか、会場を変えるか、集まりを中止(延期)するなど、妥当な判断をする。
※ご参加のしやすさを考慮し、これまで通り予約制にはしません。事前のご連絡は不要です。
(2)可能であれば2方向の窓を同時に開け、換気に努める。
※専門家会議は、どの程度の換気が十分であるかの確立したエビデンスはまだ十分にないと言いつつも推奨しています。
オンラインの集まりは、いまのところ考えていません
最近、ひきこもりの自助会等では、対面の集まりを中止にする代わりに、グループ通話で集まろうという動きがみられます。
とてもいいアイディアだと思うのですが、プライバシーの兼ね合いが難しくもあります。
音声、文字、画像、動画、どれも簡単明瞭に記録がとれるからです。
便利さをとるか、プライバシーをとるか、世話人は「BREAK TIME」(ネットラジオ)同様、プライバシーを重視したいと考えます。
「BREAK TIME」は、録音したものを3人ほどのかたに監査していただき、他人のプライバシーに触れていないとお墨付きを得られたら公開するというやり方をとらしていただいております。
生放送は臨場感があって面白いが、諸刃の剣。
そのようにすることが、ご参加者どなたにとっても安心だと、複数のかたからご助言いただいたからです。
しかし、通話はリアルタイムです。
不注意を後からなかったことにするのは難しいです。
※このように書いたのは、他の自助会等がオンラインの集まりに移行されることや、プライバシーに対する考え方を内心批判したいがためではありません。
むしろ、オンラインチャットには魅力を感じます。
Breakはこういう考えをとらして頂きたいというだけのことです。
ご興味のあるかたは、ぜひ参加されたらよいと思います。
アイデア募集
コロナは長期戦の様相を見せています。
直接お会いすることが、ますます難しくなってきそうです。
もっと安全に集まる方法はないでしょうか。
オンラインチャット以外で、ネットを使ったやり方は他にないでしょうか。
わたくしめは、Breakタイム(ネットラジオ)の頻度を上げ、ひとつ一つは数人でも、全体として出演していただくかたを、この機会にもっと増やしてはどうかと思っています。
しかし、それには監査していただくかたも増やさなければならないという問題があります。
皆さまからのアイデアをお待ちしています。
また、コロナが収束したら、こういう場所でしてみたい、こういうことをしてみたいというご要望もお聞かせください。
参照・転載
このページは、以下を見ながら書きました。
タイトル下のはそこの画面を写したもの、円の画像はそこからの転載です。
特設サイト 新型コロナウイルス/NHKニュース
「医療現場 機能不全も」専門家会議が危機感【提言全文】(4/1)
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